魔法の言葉「I Have Confidence」
私には、年に一度、必ず見る映画が何本かあります。
そのうちの一つがフランス映画『Les émotifs anonymes』です。
主人公に感情移入しながらとにかく思い切り笑いたい!ときに見る映画です。
これは、恐怖症を患う男女の主人公が、事あるごとに極度の緊張に見舞われ、なかなか一歩前に踏み出せないでいる姿を描いたロマンティックコメディです。
フランスのコメディ俳優達のコミカルな演技や表情、物語の展開が本当に素晴らしく、観ている間はずっと笑いが止まりません。
私は、主人公のアンジェリークを演じるイザベル・カレの大ファンなのですが、彼女がミュージカル風に歌うシーンがあるのもこの映画の見どころのひとつです。
そのシーンはこちらの動画↓です。
実はこのシーン、有名なミュージカル映画『The Sound of Music (サウンド・オブ・ミュージック)』の1シーンをパロディ化したものなのです。
オリジナルシーンはこちら↓。
この二人の女性に共通しているのは、恐怖に押しつぶされそうになったとき、この曲を歌うことで不安な気分を跳ね返していることです。
もちろん、『サウンド・オブ・ミュージック』も、私が年に一度、必ず観ている映画の一つです。
この「I Have Confidence(自信を持って)」は歌詞が本当に素晴らしいので、日本語訳を付けてその一部をここに引用します。
私自身、普段から人前で緊張しやすく、試験や病院の検査前などはどうしても不安でいっぱいになったりするのですが、それを克服するために、子供の頃から自分を励ますような魔法の言葉をかけるということを繰り返してきました。
その魔法の言葉は、「All will be well !(すべてうまくいく!)」です。
これが意外と効果があるのです。
ポジティブな言葉が持つ力はすごいです。
さらに、形而上学を学ぶうちに、恐れや不安がどこから来るのか、どうすれば恐れや不安から解放されるのか、といったことについて自分にとって納得のいく形で理解を深めていく、という体験をしています。
Les émotifs anonymesの情報:
2011年のフランス映画祭で『匿名レンアイ相談所』という邦題で上映されたようですが、残念ながら現在は日本語字幕で見る方法はないようです。
サウンド・オブ・ミュージックの情報: