私が雨が好きって知らないまま、去っていったあのひと


ここ最近、わたしは恋をとうとう失った。
そう、失恋です。

いろんな詳しいことは話すと長くなるので、一切合切省かせて頂くが、もうずっとずっとわたしの心を掴んでは離さないクズ男がいたんですよ。何度も離れようとしたのに、なんとなくタイミングのいい時に甘い言葉を囁いては追いかけてきてくれるクズ男だったんですよ。

その人とは最初はお付き合いをしている関係ではあったのだけれど、一度私から離れて、また元サヤに戻って以降は、セックスもする親友という、実に都合のいいクソみたいな名目で関係がボソボソと続いていたのです。文字にすると愚か過ぎて涙が出そう。ウソです。悲しみはもう過ぎ去り、怒りしかない、そしてnoteを書くに至った現在です。

私はそのひとが好きで好きで、もうバカみたいに好きで、自分からは離れられなかった。その人のそばにいるには、わたし、セフレとか全然ありなんでっていう軽い女でいるしかなかったのです。べつにもう恋愛とか二の次だから!と彼に豪語して、そんな関係を受け入れていました。お互い普段何をしていて、何を考え、何に悩んでいるのか何も知らなくても、数ヶ月に一回しか会えなくても、それでもよかった。繋がっていられるならそれでよかったんです。


それでもきっと彼は私のことがすごく好きなんだ。本気でそう思ってました。


私は彼のくれる言葉を全て信じていて、もらった言葉、ほとんどはLINEで語られた一方的なトークをスクショにして宝物にしていました。君だけだよ、大好きだよ、君のことが大好き過ぎて、会いた過ぎて震えてるよ。。愛の言葉の数々。リアル西野カナが本当にいるわけないじゃないですか、なに信じてるんですか、バカなんですか?


バカです


バカなんですよね。


本当にバカでした。本当に、バカでした。本当に本当に、バ(以下略)。ある日突然、ごめん、一旦消えるね!数日。またすぐに連絡するから!とLINEが来たのを最後に、もう連絡が来なくなりました。かれこれ二週間前のこと。おそらくブロックされたのかなぁと思いますが、怖くて確かめることはしていません。私もプライドがあるので、私からは連絡もしません。

なんて情けない終わり方なんだろうと、恥ずかしくて、言葉にすることができなくて、誰かに話すこともできなくて、それでnoteに綴ることにしたのでした。

いつかはお別れするにしても、きちんと向き合ってもらえない、理由を説明してもらえないまま去られるなんて思ってもいなかったです。さよなら、今までありがとう、元気でねと言うことも許されないのか。。それほどまでに、自分は軽んじられていたことに自覚がなかったことが情けなくてとても恥ずかしい。本気で私は彼の親友なんだとさえ、思っていたことが。

でもきっと、それが向こうからすると重かったり怖かったりしたのかもしれないなぁと。やや!この女は連絡しなくても全然会えなくても、文句も言わずに離れていかないゾ、、、、こわっ!ってなったのかもしれない。もしくは私に全く落ち度はなかったので、悪者になりたくなくて、そういう逃げ方をしたのかもしれない。どちらにしても、こんな別れのやり方を選ぶということはクズでしかないのですよね。theクズ男。


今回このような仕打ちをされて、私はやっと彼のことを嫌いになることができました。逆にありがとう、本性を見せてくれて、、。悲しかったけれど、涙は一滴もこぼれなかったので、私も限界だったのかも?しれません。彼からもう連絡はないだろうとなんとなく確信していて、これでやっと楽になれるという気持ちの方が大きいような気もしています。


先日、久しぶりに雨が降っていて、雨が好きな私はテンションが上がりました。まだ明け方のことで、ウトウトと雨音を聴きながら、ふと思ったことがあり。

それは、大好きだったあのひとは、私が雨が好きであることをおそらく知らなかったということ。そんなことさえ伝える機会がないほどに、私たちは何のコミュニケーションも取れてなかったし、親友でさえなかったんだよなと痛感した悲しい朝でした。



それら現実や、それを裏付ける違和感を本当は気がついていたのに、スルーしてきた私の愚かさが全ての原因ともいえます。ほんとうに愚かだった。自分がいや、きらい。もう二度とこんな思いはしたくないな。
ブルームーンと共にここで浄化。





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文章を書くことをどうにかして夢に繋げられたらなと思っているのです。 頑張ります!

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