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希死念慮と体調不良がセットできた!そんな時の取説。
消えたーい
ひどい下痢と胃痛
何もうまくいかない気がする
頭も痛ーい
足がムズムズして眠れないぃぃ
嫌なこと思い出して泣けてくる
なんか内臓がいろいろ痛い
そういうのが、全部盛りでやってきて、もう生きるの億劫すぎるよ…って時、ありますよね。私は少なくとも月一回はあります。
これって「心身からのSOS」だと思うんです。もう限界だからとにかく休んでくれ!!と体がサインを一斉発信してくれている。
そう認識して、「本気で休む」練習をするようになったおかげで、この「しんどさ全部盛り」を2日で封じ込められる取説ができました。
自分用の取説なんで、皆さんに当てはまるかわかりませんが。参考にしてもらいつつ、ぜひご自分の取説を作ってみてください。
取説の中身の前に、「不調の理由」を明らかにするの大事って話
不調を減らしたり、素早く回復するためには、「自分用にカスタマイズした自分の取説」を作ることが大事だと思っています。
そしてちゃんと機能する取説を作るには、自分の不調の原因を把握することが超大事。私の場合はとにかく「疲れ」が不調の原因です。
移動や運動による体の疲れ
人とたくさん話すことによる脳の疲れ(HSPなので人と会うだけで疲弊する)
仕事での判断決断などによる脳の疲れ
といった辺りがいつもより集中すると不調が出ます。
例えば、義理実家への帰省は、長距離移動で体が疲弊するし、慣れない義父母との会話にメンタル疲弊するし(すごく仲良しではあるんだけど)、帰省後に溜まってる仕事を猛スピードで処理することで脳も疲弊する。
というわけで、帰省後にはほぼ必ず希死念慮と体の不調がセットでやってきます。
原因は疲れ。
ということで、それぞれの疲れの種類に合った「回復のためのケア」を模索して、取説ができてきました。
しんどい全部盛りから2日で回復する、私の取説
とにかく寝る
フラッシュバックが来たら他のことで脳を埋める
生産的でない自分を責めない
仕事をしない
人に会わない
1.とにかく寝る
体のいろんなところが辛くなる、でも名前のつく病気ではない「不定愁訴」。私の場合、不定愁訴は大抵眠れば軽減されます。
あと体の疲れが心のしんどさを誘発してる場面も意外と多いです。
なので夜11時を過ぎたら、とにかく眠る努力をします。家事が1ミリもできてなくても、今日うまくいかなかったことの脳内反省会が終わってなくても、ぜーんぶ明日に先送り!
入眠剤を飲んで、眠くなるような「微妙に面白くない本」を読んで寝ます。スマホは別室で充電して、触れないようにしとく。
本当にしんどい時は着替えて歯磨きして布団に入るまでが苦行。夫に促し役をお願いして、「歯を磨こうか」「着替えようね」「はい、布団入るよ」などと声掛けしてもらって寝ます。一晩の睡眠で全快することはほぼ無理ですが、寝る前よりは少し回復できます。間違いなく。
夜11時に寝て、起きるまでとにかく寝る。翌朝起きてもまだしんどいので、ご飯食べたり軽めの家事をしたらお昼寝。ご飯食べてドラマ見たりしてだらだらしたらまた寝る。これを丸2日しっかり繰り返すと、だいたい8割くらいは回復します。
ちなみにこれは1週間分の疲れの場合。
休みなく2週間働いてた後は、回復に4〜7日かかることもあります。でもとにかく寝るのは大事。
2.フラッシュバックが来たら他のことで脳を埋める
しんどさ全部盛りの時って、嫌なことが瞬間的に頭に浮かんで苦しいですよね。その日あった嫌なこと、失敗したこと、他者に言ってしまった不適切発言、クオリティイマイチだった仕事のこと、友達に書いたラインの内容…どれもこれも「最悪だった」「取り消したい、でも無理だから消えたい」てなります。
原始的な対処方法はやっぱり「わー」って大声を出すことですね笑 今でもよくやります。「キエタイ」「帰りたい」「もう無理」「シニタイ」も出ます。
でも「キエタイ」「シニタイ」は自分の声を、脳がキャッチして脳が傷つくらしいとどっかで読んだことがあって。それ以来は、言わないように気をつけてます。言ってしまった後は「今の嘘です、撤回します」と独り言を言って自分の脳に聞かせています。
しんどい時は、とにかく何をしていても、嫌なことがフラッシュバックする。「しっかり嫌なことと向き合って反省して、どう次に活かすか考えなくちゃ」と思う人が多いかもしれませんが。それは「今じゃない」と私は思うようになりました。
疲れ果てている時に嫌なことと向き合っても碌なことになりません。シニタイが増幅されるだけ。
とにかく今は、フラッシュバックが起きるたびに「心が穏やかになること」で脳を埋めて、心身脳を休める必要があります。反省は元気になってからの方が冷静に効率よくできますから。
で。
脳からフラバを消すためについついスマホを触りがちですが、Xはざわつく物騒な情報が多いので避けたいところ。猫や犬の写真がたくさんみれる癒し系ハッシュタグだけはありにしています。
好きな音楽も、その日の気分に合わなくて心がザワザワするなら無理に聞かない。聞いててしんどくない曲限定にします。
最近は、意識して空や雲を観察したり、鳥の声に耳を澄ませることで、脳から嫌なことを一時的に追い出すようにする時もあります。
それでもすぐまた嫌なことは舞い戻ってくる。疲れが取れるまではしょうがありません。大事ことは、嫌な記憶にしがみつかないことだと思っています。
嫌な記憶が浮かんできちゃうのはしょうがないので、「あー嫌だなあ」と思うだけにして、深く追求せず手放す。サラッと流す。そして別のこと、自分の心をざわつかせない何かで脳を埋めるのが大事。
ちなみに私は洗濯がけっこう好きで、脳内のザワザワを鎮めるために洗濯をすることも多いです。体を動かすと、意識が思考から運動に移行するのか、フラバが少しマシになることがしばしばあります。
3.生産的でない自分を責めない
体も頭も心もボロボロの時は本当に何も手につきません。ご飯作るのも億劫だし、脳が働かなくてテキパキ動けない。掃除もする気にならない。家事が手付かずの自分が嫌になります。
読んでない本が山積みなのも「あーダメだなぁ」となるし。やり終えてない仕事のことが頭をよぎって焦りでザワザワ。
以前の私はそういう「できてない」「生産的でない」ことへの焦りで常に苦しんでいました。でも今は「できない」とは、怠けているのではなく、「できないくらい疲れて弱っているのだ」と考えるようになりました。
私はみんなから「働きすぎ」「頑張りすぎ」「責任感強すぎ」と言われ続けきました。それでも自分が「もっと生産的でいなければ」という強迫観念に追われて生きてきたのです。今考えてみると、私は常に一生懸命。これ以上頑張れなんて、誰も期待していない…そう、数年前に気づきました。
強迫観念を手放せた私は、「生産的でないということは、自分を休ませているということだ!」と、休む自分を褒められるようになりました。疲れた自分を早め早めにケアしている自分って偉い。ダラダラしてる私、自分に優しくて素敵。と、今は思っています。
人間、自責をすると心が疲れ、無駄に疲弊します。自責を辞めるだけで、心が元気になって、その分、体や脳の回復も早まります。
4.仕事をしない
当たり前すぎですが、疲れている時に仕事をしてはいけません笑 でもこれが一番難しい。仕事をついつい抱え込んでしまい、かつ「できるやろ」と思ってしまう私は、ハッと気づいた時にはスケジュールが破綻していて、出勤日だけでは仕事が終わらないのです…。
今まさにここから抜け出すために認知行動療法のカウンセリングを受けて、自分の思考や行動の癖を掴んで、いい変化を生み出そうとしています。なんかいい方法を実践中の人はぜひ教えてください。
5.人に会わない
私は内向型でHSPなので、人と会うととても疲れます。人と話すのは大好きだし、会いたい人もたくさんいるし、会ってる時は超楽しいのですが、別れてからどっと疲れてしまいます。そんな自分の体質が恨めしく、何度も泣いてきました。が、その事実は変えられません。
どうしても会いたい人に絞って人と交流し、疲れたら人断ちをして一人でゆっくりする時間をとって回復する。
そういう特性を持って生まれた者として、もうそうやって生きていくしかないんだと、今は受け入れています。
というわけで、本当に久しぶりのnote更新でした!
ほんっと土曜からエグいしんどさ(しんどすぎてこの体から解放されたいという意味でシニタイガさんが来たレベル)だったのですが。この取説に書いた感じで一日過ごしたことで、だいぶマシになりました。今夜も早く寝て明日もダラダラしつつ昼寝もして、しっかり回復したいと思います。