8.【心の中のかけら】 生活を祈りにする
今日は久しぶりに雨が地面を濡らしている。悪天候から来る低気圧なのか、どこか重たい感覚を感じながら、何度か時計と話し合ってようやく身体を起こす。予定していた起床時刻は、すでに大幅に過ぎていた。
急いで用意をすれば間に合う気もするが、この重たい感覚も手伝ってなかなかエンジンがかからない。そのときわたしは、自分がしぶしぶ身支度をしていることに気がついた。昨日までは休みを楽しくすごすために早起きをし、出かけるつもりであったはずだ。
このように、わたしは無意識のうちに、つい自分のことをがんじがらめにして動けなくしてしまう。何よりも自由を願いながら、それを奪っているのは自分自身なのだ。
今日は休みで、お昼からの予定を除けばわたしは自由に時間を使うことができる。それならば、そのときのわたしが幸せだと感じる時間の使い方がしたい。そう思い、持っていたコスメを起き、今は手をキーボードに走らせている。
わたし、もしくはわたしたちは、長年の習慣でつい自分に義務を課してしまう。それが楽しめるうちはよくても、wantがmustに変われば、苦しみが伴う。逆を返せば、全てに幸せを見出せれば、どんな日常も心が満たされるはずだ。
わたしの好きな言葉で、“あなたの生活そのものを祈りに変えなさい”というものがある。わざわざ時間を作って、教会に行き、お祈りをしなくても、今あるものの全てを祈りにすれば、もうそれだけで十分なのだ。(もちろん教会で祈るを捧げることにも特別な意味がある。)
わたしたちは、本当はもうずっと、そしてこれからも自由なはずなのだ。あとは自分自身がそのすでにあるはずの自由を心から信じること。そして行動を起こすこと。ただそれだけなのだ。
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