(感想)クリエイターの苦悩
(以下、筆者Xアカウントより転記)
映画『燃えるドレスを紡いで』鑑賞。チラシにもなっている、ケニアのゴミ集積場に立つ、デザイナー・中里唯馬氏の姿が強く印象に残るため、環境汚染の問題が主なのかと思っていた。その問題も含んでいるのだが、この映画は中里氏が、現実を直視した後にどう行動するか、を追った作品であった。
大量生産された服のゴミ。ケニアの人々からは「もう服は作らないで」の声も上がる(ゴミ処理場があることで暮らしている人もいる)。それでもデザイナーは、服を作ることで生きている。ゴミの山を見てしまった中里氏の苦悩は大きなものだっただろう。
それでも何かを作りたいのがデザイナーをはじめクリエイターであると思う。問題を体感して、それでも作ろうと思うならば、何を考えどう作品にするのか。そんなクリエイターの態度が映し出されている作品。ファッションデザイナーのみならず、物を作っている人に観てほしい。
私がファッションに疎いためか、ショーの開催までの裏側を追う過程は、どこか違う世界を観ている感があった。だけども自分の属さないジャンルの制作風景を観るのもいい経験と思う。
ただ少し気になるのは、「あなたがここで見たことを伝えて」といったような事を言われていたケニアの方の思いとは、違う語り口の映画であること。どんな形でも伝わればいいのかもしれないし、この映画をきっかけとして、衣類のゴミ問題を知る人も多いと思うものの。
EPSONの技術はすごいと思いました。説明できないのでリンク先をどうぞ。
(うまくリンクの形式になりませんが、↑をクリックすると飛びます)
Spiberの繊維すごいですが、説明できないのでリンク先をどうぞ。
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