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自然にそうなる環境に身を置けば
図書館に行って、本を1.7冊読了した。途中まで少し読んでいた本と、全くの未読だった1冊だ。遅読で飽きっぽいため読書がなかなか進まない私だが、読める場合には読める。その場合というのは、最初に書いたように図書館での読書だということだ。
図書館に人は、本を借りたり、閲覧したりしに行く。今日伺った石川県立図書館は「ここは、おしゃべりOKの図書館、賑わいに溢れた図書館です」とサイトに記載があるように、必ずしも静かにしていなければいけない場所ではないが、それでも、図書館に走りに行く人はいないだろう。と思ったら同館ではスポーツのイベントなども実施されており、私の論が揺らぐではないか。
しかしだ。
でも、「静かな空間で読書したい」そんなあなたのためには、特別なご予約席をご用意してあります。その名も「サイレントルーム」。落ち着いた空間で、本の世界にどっぷり浸かってください。
ということで、ちゃんと静かさも担保されているのである。
つまりはこの「サイレントルーム」に籠もって私は本を読んだ。ここでは勉強をしてもよいが、キーボードを打つなどして音を立ててはいけない。静かに本を読む、あるいは黙々と勉強するほかない環境に身を置けば、それしかできないではないか。よって私にも本が読めた。
サイレントルーム以外でも、図書館のあちこちでは、勉学に励む人々の姿が多く見られた。もうそれしかできないような環境に身を置くことで、それしかしない。自分の意志だけで実行することが難しい場合には、環境の力を借りるのがいい。本を読むなら図書館、映画を知りたいなら映画館、体を動かしたいならスポーツジム。とりあえず関連する施設に行ってみるのがいい。多くの人が似たような行動を取っていて、その施設ならではの雰囲気が漂っている。感化もされることだろう。場の力は侮れない。
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