過去問・ 第二種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働生理 問24(7/10-04)
問題
脂肪の分解・吸収及び脂質の代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 .胆汁は、アルカリ性で、消化酵素は含まないが、食物中の脂肪を乳化させ、脂肪分解の働きを助ける。
2 .脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素である膵アミラーゼにより脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸の絨毛から吸収される。
3 .肝臓は、コレステロールとリン脂質を合成し、また、余剰の蛋白質と糖質を中性脂肪に変換する。
4 .コレステロールやリン脂質は、細胞膜の成分となる。
5 .脂質は、糖質や蛋白質に比べて多くのATPを産生するエネルギー源となるが、摂取量が多すぎると肥満の原因となる。
( 第二種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働生理 問24 )
私の解答
2
正解
正解です。素晴らしいです。
解説
肝臓
物質の代謝
コレステロールとリン脂質を合成→細胞膜の成分→溜まり過ぎると肥満の原因に。
余剰の蛋白質と糖質→中性脂肪
解毒
胆汁の生成
脂肪→肝臓→胆汁(アルカリ性。消化酵素含まない)→乳化(脂肪分解)
膵臓→脂肪→リパーゼ(消化酵素)→脂肪酸&グリセリン→小腸の腸壁
脂質→多くのATP(アデノシン三リン酸)を産生するエネルギー源→多すぎると肥満の原因に
アデノシン三リン酸…「生体のエネルギー通貨」と呼ばれる。