阿蘇を走る 午後
阿蘇でのランチタイムの直前。
ちょっとしたトラブルがありまして。
それが発覚したのは蕎麦屋の店頭で、順番待ちをしていた頃、後からきた家族の会話で「UQmobileが通信できないんじゃね」とのこと。
思わず会話に割って入りまして、確認しました。
UQに通信障害が発生していたようで、誰のも無通知の状態でした。そう、スマホでのナビが出来ずに、この蕎麦屋に到着するのも大変だったのです。
食後もマップが呼び出せないので、タンクバックに地図をセット。懐かしい。30年前はずっとこの光景で、なんら問題なかったのだけど。
阿蘇南登山道から噴火口を目指しましたが。
当日は火口から有毒ガスが噴出しているらしく、立入禁止区域になっていました。まあお土産だけでも買っておくかね。
草千里に向かいますが対向車線は物凄い渋滞でして、運がよかったな。渋滞の原因は駐車場が満車のためで、すんなりと駐車できたのはラッキ💓
しかしながら草千里の手前で混みましたね。
対向車線の駐車場待ちとは段違いですが。
しかしなあ。昔は車がほとんど5ナンバーだったので、脇を擦り抜けしていましたが、コッチも荷物満載だしRVも多くて、現代では躊躇しますね。
午前中にふらりと立ち寄った、南阿蘇鉄道の長陽駅に併設されたCafé。
準備中の店内にはシナモンの焦げる香りがしていて、「おっ、これはいい店だ」とカードを貰っていたのです。
普段は小食になったものですけど、ツーリング中は食べますね。どこでカロリーを使っているんだろう。
おやつ時間に立ち寄ってみたら、偶然に目前をトロッコ列車が通過していく。1時間に1本程度なのにこれもラッキ💓
このベンチに座って夕陽を眺めるCaféタイム。実に味わい深い。
目前に広がる田園風景と、初秋の強い日差しが温かいし、隣のボックス席の家族とも話しをしたり、その家族のワンコとも遊んだりと満喫した時間でした。
ところが外輪山の向こうに落日すると、一気に気温が下がって驚いた。初秋が一気に晩秋になりました。
そこからが夕陽を追ってさらに走り回る。
日中のような渋滞を避けるため、翌日の帰路コースの下見をしていると、外輪山を抜けるトンネルの先に展望台がありまして。
そこはもう恋人たちの居場所のようで。
落日の篝火に、黒々としたシルエットの恋人たちが抜かれていて。
目前には地表に落ちた星々のような、街灯りが瞬いているのです。
そこにただ独りで眺めている。
思えば、遠くに来たものです。