スッキリしたい欲求〜排泄欲を養生に活用する方法〜Vol.2【漢方的セルフケア】
☆前回までのあらすじ
前回より『スッキリしたい欲求〜排泄欲〜』についてお届けしております。
今回のテーマは色々と学ばせていただいている『ワーママハルさん』こと尾石晴さんの番組から着想をいただき僕なりに排泄欲を満たすための行動を養生に活かす、というところを深堀りしてみたいと思っております。
(ハルさんの番組はこちらから)
前回はそもそも『排泄欲とは?』ということを紹介しながら
僕らには『スッキリしたい欲求』というものがある、ということを説明させていただきました。
(Vol.1はこちらから)
そしてそんな
『排泄欲・出したい欲・スッキリしたい欲求』の解消を疲れを感じている時に活用するのが良いのではないか?
ということをハルさんが番組の中で話しており
たしかにサウナでガッツリ汗をかいたり
ジョギングして汗を流したり
部屋の片付けや掃除など
『スッキリしたい欲求』
を満たすような行動をしたあとは気分も爽やかになり心身が楽になる
肉体的な疲労を感じることが多い排泄欲を満たす行動をしても逆に疲れが取れることがある、ということをお伝えしました。
今回は後半として排泄欲解消を疲れの解消に活用すると良い場合と
逆に気をつけたほうが良い場合について
『疲れている』のと『弱っている』のは違う
という話を主軸起きながらお伝えしたいと思います。
☆『疲れている』状態とはどんな状態か?
今回は前回の続きからお話したいと思います。
疲れている時にスカッと汗をかくような行動をすると疲れが取れることがよくあるということを前回のnoteでもお伝えしました。
しかし、同時に汗をかく運動やサウナ、掃除や片付け、何よりおしっこやウンチをすると言った生理的な排泄も実は体力を消耗してしまうものです。
疲れた時にそのような疲れることをするというのは逆効果なのではないか?
どうなんでしょうか?
というところまで前回お話しました。
『疲れている』
という状態は
心やカラダのメモリーがストレスや疲労を『溜め込んでいる時』という考え方があります。
溜め込んでいる時点であればそれを排泄することで
心身をスッキリさせることで心とカラダのバランスを整えることができます。
友達とおしゃべりをたくさんして、吐きだす、なんてことも良いですし、実際に疲れた時におしゃべりしてスッキリした、なんて経験をしたことある方も多いと思います。
発散すること、出すことで疲れが取れる、という体験は多くの方がしていると思いますし、僕自身どちらかというとそちらで疲れを取っている人間だったのですが、なぜ発散することで、体力を多少使ってでも発散することで疲れが逆に取れるのか?
☆疲れることをしてなぜ疲れが取れるのか?
僕なりの捉え方ですが、疲れてはいるけど体力はまだある、疲れてはいるけど、病気ではない、そんな状態のときであれば排泄欲を活用した養生というのは非常に効果的だと思います。
それは排泄することによってメモリーに溜め込んだものを吐き出して軽くすることが出来る、スッキリさせることが出来るからです。
なので、特に自律神経の乱れや精神的なストレスを溜め込んでいる方にはとってもおすすめの養生法だと言えると思います。
しかし、この排泄欲を活用した養生があまりおすすめでない方がいるのも事実です。
ではどんな人には排泄欲を活用した疲労回復がおすすめじゃないか?
考えてみましょう。
☆『すっきり系養生』がおすすめでない方とは?
排泄欲を活用した養生、わかりやすく『すっきり系養生』と名付けますが、それがおすすめでない人はどんな方でしょうか?
一番オススメできないのは当たり前ですが何かしらの病気を患っているときです。
さきほどお伝えした『疲れている』状態が長期に渡り続くと僕らのカラダが当然ですが『弱って』いきます。
僕らのカラダは『弱っている』状態が長く続くと何かしらの不調が現れれて病気になります。
この『疲れている』状態から『弱っている』状態になってしまったらまずはカラダの弱りを整えておくことが大事なので病気や不調で『弱っている』状態の時は排泄して『スッキリする』よりも
カラダに必要なものを
『補う』
ことが大切だと思います。
『弱っている時』
はスッキリ排泄ではなく、栄養を補う、できるだけ疲労しないようにゆっくり過ごす、そういう過ごし方が弱っている時は良いと思います。
まさに静養ですよね。
☆何でも補えば良いものではない・何でも出せば良いってもんじゃない
僕らは疲れるとついつい何か
『補おう』
と思ってドリンク剤飲んだり、サプリ飲んだり、栄養を補ったり、カラダを動かさずにいろいろなものを溜め込もうとしますが
前回より触れているとおり、実は心とカラダに何かを溜め込みすぎて疲れている時は入れるよりもむしろ出すことのほうが良い場合があります。
また、疲れている時に本を読んで色々インプットしようとしたり
インプットにつながるような人と会って様々な情報を取り込もうとすると疲れしまうことがありますので、疲れている時は情報も栄養なども
『補う』
よりも出すことを意識したほうが良いかもしれません。
疲れている時にプチ断食などをして胃腸を休めて、排泄力を高めることで体調が整うのもこの考え方からすると『なるほど』と感じます。
逆に病気や不調が具体的に現れているような
『弱っている』
状態であればしっかりと心身を休めて補いましょう。
ぜひみなさんもご自分の体調を確認して
疲れているのか?弱っているのか?
そこを確認して『すっきり系養生』
排泄欲を満たすような養生を上手に活用すると日々の疲労がしっかり排泄され
『弱りにくいカラダ』
に近づけると思います。
☆大切なのは『決めつけない』
自分はどっちなのか?それはいろいろな方法や今の体調を客観的に見て判断されると良いでしょう。
大切なのは『決めつけないこと』
『こんなのダダの疲労だろう』と思ったら弱っていたり
『自分は弱っているから補わなくちゃ』
と思って、疲れるからと運動してなかった方が、発散することを取り入れたら元気になった、なんてこともあるとおもいます。
今回は排泄欲を満たすことを養生に活用するために『疲れている』状態と『弱っている状態』の違いなど含めてお話させていただきました。
『疲れている』と『弱っている』これは考え方、概念みたいなものなので、性格に区別したりすることはできません。
しかし、なんとなく皆さんもわかると思います。
ちなみに僕の見方としては『弱っている』には『疲れている』が含まれています。
疲れて、弱っている状態は多いと思います。
また、疲れて入るけど、弱っていない、という方が大多数だと思います。
繰り返しになりますがぜひ自分の状態をよく観察して状況にあった養生を取り入れましょうね。
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