急激な寒暖差に対応するには?
【激しい寒暖差です】
今回は急激な寒暖差に対応するには?
というテーマでお届けしたいと思います。
それにしても気温の急降下でカラダがかなりびっくりしている方が多いと思います。
僕もちょっと前まで普通に半袖、半ズボンで自宅ではフラフラしていて、お店ではエアコンで冷房を入れる日があったのに気温が急降下
この原稿を書いている10月28日の一週間前、10月23日の日曜日は25℃の夏日を記録しているので、急激な気温変化にほんとに驚いています。
ここ数年はこのような寒暖差が当たり前のような状態になっているといえども流石にカラダがついていきませんよね。
動物はこのあたりは正直で、うちのニャンコさんは急激に気温が下がったここ数日は急激に運動量が減り、朝晩は僕のベッドの布団の上で丸くなり、昼間はソファーの上においてあるフリースのひざ掛けの上でほぼ寝ています。
僕らは寒ければ温かい服を着て、温かい物を食べて、温めることができますが、動物たちはそうはいきません。
冬毛、夏毛、など生え変わりはありますが動物たちは基本的には人間で言えば裸の状態で暑さ、寒さに対応しています。
もともと僕ら動物にはそのようなシステムがちゃんと備わっているのですが、僕らは便利さと引き換えにそのような機能をかなり失ってしまったのだと思います。
これは今更どうしようもないことなので、僕らは僕らなりにこの寒暖差に立ち向かわないといけません。
急な寒さも、急な暑さも、対策は基本的に同じで、体温調節機能がしっかり機能するような養生をしてあげればよいのです。
【体温調節ができるカラダにするには?】
基本的に人間は脳の視床下部というホルモンや免疫、そして自律神経に指示を出す場所が
『暑い』とか『寒い』といういわゆるストレスを感じることで
『体温を下げなくては!』と発汗させたり
『体温を上げなくては!』と筋肉を震えさせて体温を上昇させたりします。
寒い時にガタガタカラダが震えるのはこのような仕組みから起こるし、寒い時に鳥肌が立つ、毛穴がきゅっとしまるのはカラダの熱を逃さないためです。
では、どんなことをすればこの体温調節機能がしっかり働くのでしょうか?
それはズバリ運動をしたり、お風呂に入ったりして体温を上げたり、発汗をすることです。
寒い時は運動をしたりお風呂に入ることで体温を上げるサポートになります。また発汗することで体温調節機能のスイッチを入れることもできます。
逆に暑い時は軽く運動したり、お風呂に入ることで発汗が促され適切な体温に下げることが出来ます。
熱中症も汗をかきにくい人のほうがカラダに熱がこもってなりやすいですよね。
要するに血の巡りを良くしておくことが大切なのです。
そしてもう一つがストレスケアです。
先程もお伝えしたとおり、体温調節機能は脳の視床下部がコントロールしています。
ここは暑い、寒い、痛い、などの身体的ストレス、そして精神的なストレスによっても影響をうけます。
過度のストレスでこの機能が乱れてしまうと変な時に汗が出たり、暑いはずの時期にガタガタ震えたりと体温調節機能が乱れてしまいます。
そうならいためにも日頃からストレス対策をしておくことは寒暖差に強い体にも繋がります。
【番外編の養生法】
最後は番外編的なものですが、周りを気にしたり、ファッションにこだわって無理をしない、ということです。
どういうことかというと
『まだ10月なのにマフラーなんてしたら変だと思われる』
『手袋なんてしたらまだ早い』
『みんな半袖なのに自分だけおかしいかな?』
などとわりと周りの目を気にしたり、季節のファッションを気にするあまり、カラダを冷やしてしまうことがよくあります。
ファッションはやせ我慢、なんて言葉がありますが、快適に暮らせることが何よりなので、よほどの事がない限り、その非その日の気候に合わせて服を選びましょう。
気温がホントに激変する温暖化の今。
昨日は真冬、今日は真夏、なんてこともあるし
朝晩は冬の服装。日中は夏の服装、なんて日もここ数日は十分ありえます。
日によって、時間帯によってこまめに衣服を調節しながら、ネコから『たるんでる』と怒られそうですが、『だってにんげんだもの』と言い訳して、勘弁してもらい、マメに衣服を調節、冷暖房を調節して、この季節のかわりめを元気に乗り切りましょう。
☆Podcast番組『コータの漢方RADIO』・Twitter&Instagram
漢方相談の申込みの『さわたや薬房HP』
養生茶オンラインストアなど早川コータが提供する各種コンテンツのリンクはこちらから
↓
ここから先は
早川コータの漢方Labo
【週刊誌1冊分の金額でオンライン漢方セミナー&有料記事が読み放題】 ☆オンライン漢方セミナーと有料記事がセットになったお得なマガジン☆ …
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?