自分の現状認識できてますか?〜セルフモニタリング①【漢方的セルフケア】
さて、今日の本題ですがセルフモニタリング、ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、要するに自分の自身のことがちゃんと見えていますか?見ていますか?ということです。
セルフモニタリングは認知行動療法の取り組みとしても取り入れられていますが、ここでは自分自身の行動や生活習慣が適切かどうか?確認することで健康維持に活かそう、というものなので、正式なセルフモニタリングとはちょっと捉え方が違うと思いますが、そのあたりは御理解の上、ご覧いただけたらと思います。
自分の現状認識できてますか?〜セルフモニタリング①【漢方的セルフケア】
というテーマでお届けいたします。
☆プレゼンティズムとは?
今回このテーマでお話しようとしたきっかけはよく僕のnoteでもご紹介させてもらっている
ワーママはるさんこと、尾石晴さんがVoicyの番組内で「プレゼンティズム」についてお話をされていた回から着想をいただき書かせていただいております。
そもそもこの
『プレゼンティズム』
っていう言葉自体あまり聞き慣れない言葉なのでちょっと解説させていただくと、プレゼンティズムとは
会社などに出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が作用して、パフォーマンスが上がらない状態
のことを指します。
例えば、花粉症の時期など、鼻づまりで頭がボーッとして仕事に集中できない
酒を飲みすぎて二日酔いで仕事の効率が低下する
寝不足、頭痛、発熱など
仕事を休むほどの不調では無いので、多少の無理をすれば出社できる状態ではありますが、体調不良の状態なので、ミスが増えたり、作業効率が低下したり、仕事への集中力が低下するなどいろいろな問題を引き起こす原因になっているものです。
そもそも日本の場合、このプレゼンティズムに陥りやすい背景が社会的にあります。
☆まだまだ根深い〜無理する美徳〜
コロナで多少認識が変わったものの、多少体調が悪くても無理して仕事をすることが美徳とされている
無理する美徳
というものが未だに根強く、本来であれば体調不良の時はしっかりカラダを休めて治して、100%の体調で100%の仕事が出来る状態にするほうがよっぽど効率が良い
60%の仕事しかできない状態で何日も継続して出勤したり、ミスしたり、本来なら成功するはずの仕事を失敗したりして損失を生み出すことを考えたら少し休んで100%の体調にしたほうがロジカルシンキング出来る方ならわかりそうなものなのですが、どうしてもまだまだ精神論のほうが先に立ってしまい、プレゼンティズムに日本社会は陥りがちです。
そうならなために大切なのが
自分の今の状況、体調をちゃんとセルフモニタリングする力だ
ということを番組を聴いて非常に強く感じました。
セルフモニタリング
これって本当に大切なことで
自分が今疲れているのか?疲れていないのか?
これ以上無理を続けるとどうなるのか?
仕事のパフォーマンスが落ちていないか?
落ちているとしたらなぜ落ちている状態なのにやり続けようとしているか?
この辺を見極めて休息を取って体調を整えたり、家庭での役割が色々ある方は端折れるものはないか?と考えたり、することが大切だと思います。
☆セルフモニタリングとは現状認識
セルフモニタリングとは自分自身の『現状認識』だと思います。
現状認識
読んで字のごとく
現状を認識する力で
体調管理でも、仕事でも、会社の経営でも、家庭を円滑にするためにも
この『現状認識』をする力ってとても大切だと思います。
☆歴史でも現状認識できなくて失敗してきた
実はこの『現状認識』の大切さ、健康とは全く関係ないコテンラジオという歴史を題材にした大人気のPodcast番組があるのですが、その中でナビゲーターの深井龍之介さんが
『歴史を見ていくと正しい現状認識ができていればあとはロジカルシンキングすれば正しい方法が選択できる』
という話をされており、これって本当に健康管理にもつながると実感しました。
歴史を見るとよくわかりますが
『どうしてあの時にあんな選択をしたのか?バカじゃないのか?』
と思うような歴史を僕らはたくさん見てきています。
わかりやすいのは第2次世界大戦に突入する際の日本だと思います。
まさに現状認識ができていない典型的なパターンですが、それぐらい現状認識をするということは難しい、今の僕らの世の中も、もしかしたら数十年後、数百年後に
『令和って時代の人たちはホントにバカじゃないのか?どうしてあんな選択をしたんだ』
と思われるような様々な選択を僕らはしているかもしれません。
また、会社の経営なども自分の会社、自分の事業の現状認識、セルフモニタリングがしっかり出来ていればもっとうまく行ったのに、ということが多々あります。
経営課題を次々にクリアして成功している、経営を安定させている会社はそれだけ自分の仕事に対するモニタリングができているということだと思います。
仕事っぽい話になってしまいましたが、会社や仕事のセルフモニタリングをする際に、とっても大切な要素の一つが社員や経営者がみんなちゃんと『健康か?』冒頭に出てきたプレゼンティズムに陥ってないか?ということだと思います。
☆仕事を円滑にするためにもセルフモニタリングは大切
どれだけ素晴らしい計画や企画があっても実際に遂行する人間の調子が悪いと本領が発揮できません。
体調が悪い人、病気でカラダが弱っている人は心の状態も不安定にあるので、決断することなどがうまくできなくなり、経営判断を誤ったりします。
これは経営者だけの話ではなく、どんな仕事をしている方でも良い体調でする仕事と、体調不良で行う仕事では結果が異なるばかりでなく、仕事をやる側も体調が良いほうが楽に決まっています。
仕事以外の時間を充実させるためにも良い体調でいることはマストです。
仕事が、家庭が、とかではなく、大きな括りになってしまいますが、人生を充実させるにはセルフモニタリングがとっても重要なのです。
ちょっと話が広がりすぎてしまったので、今回はこのあたりにしておきますが、次回はこのセルフモニタリング、健康をしっかり維持するための現状認識をどうすればうまくできるか?
僕なりの健康面でのセルフモニタリングの仕方についてお届けしたいと思います。
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