細胞が食べている
食物って、食べないと生きていけないし、食べ過ぎると様々な要因で不快が発生するし、八分目って言われても、八分目がどこか分からないし、ストレッサーになりつつ、ストレス解消の手助けもする、不思議な存在だよなぁと、夜中にプリンを食べながら思ったのです。
どうも、誘惑に負けたsawa_komaです。
ストレスフリーで生きていく!!と心に誓い、ストレスから、いかに逃避するか、日々実験中です。
自分の機嫌の取り方を間違った人
実は私、本が友達の人です。
いや、一応生きてる人間の友達もいますけど、断然、友達な本の数の方が多いです。そんな本たちが、口を揃えて教えてくれたのが、「自分の機嫌は自分で取る」的な内容でした。素直な私は、「うん。わかった!!」と、思いつくままに自分の機嫌を取る努力をしました。
特に食事は、一番気軽に取り入れやすかったので、ご機嫌取りの手段に即採用されました。
仕事お化けだった私は、一息つくためにカフェインもりもりのコーヒー、糖分で脳を活性化させると言い訳をしてチョコレート、頑張ったご褒美にコンビニスイーツ、疲れてるから帰りにスーパーのお惣菜買っちゃう!?てな具合に、自分甘々生活にどっぷりつかっていました。
今思うと、かなりやんちゃな食生活だなぁと恐怖すら感じるのですが、当時は、それで自分の機嫌を取れていると思っていました。
美味しい!!と思って食べてたっけ!?
振返ってみれば、それらのものを食べている時に、「美味しい!!」と言っていたかどうか、真相を思い出す事もできません。
ルーティーンになっていた部分と、好きだと思い込んでいた部分と、ご褒美だと勘違いしていた部分が、考えるという事を阻止し、何も考えずに食べ物を摂取し続けるという行為をさせていたのだと思います。
まぁそりゃぁ肌が綺麗になる事なんてありませんよ、この食生活では。
考え抜くって大事
今では、あんなやんちゃな食生活は卒業しました。
卒業するきっかけになったのは、学生に向けて行っていた、解剖生理学の講義です。
私はいつも、消化吸収の章で栄養素の話をする時に、食べ物って誰が食べているの!?という問いかけをして、学生の興味を引く事をしていました。もちろん自分自身、と学生は応えるわけですが、自分のどこが食べているの!?とさらに問いかけ、結果、私たちは細胞の集合体なので、細胞に栄養素を送り届けるために、口から食べ物を摂取するんだ、となるわけなのですが、そこでふと思ったのです。
私の今の食生活で、私を構成している細胞たちは喜んでいるのか!?
食べてるその時は良くても、カフェインにより交感神経は常に優位になり、糖質脂質が多い食生活でボディラインは崩れ、たんぱく質不足で疲労感は取れない。胃に優しくない食事を夜遅くにする事で睡眠の質は落ち、翌朝スッキリ目覚める事もできず、胃も重くて朝ごはんを食べる気にもなれない。
これって、本当に自分の機嫌を取れているのか!?
脳に聞かずに身体に聞く
この疑問の後、心を入れ替えて正しい食生活ができるようになりました!!となれば良いのですが、残念。その後、結構長い間、やんちゃな食生活は続きました。
せっかくきっかけとなるヒントが舞い降りて来ていたのですが、他のストレッサーの穴埋めを、やんちゃな食生活でしたいたので、細胞が喜ぶ食生活に切り替える事はなかなかできませんでした。
今では、他のストレッサーから逃げる術も学び、食生活に冷静に向き合う事もできるようにもなり、本当に好きだと思うもの、美味しいと思うもの、身体に必要な栄養素だと思うものを基準に、食べ物を選んで食べています。食べ方も、本当に今食べたいのか、これだけの量を必要としているのか、身体が喜ぶのか、と考えて食べるようになりました。
考えているのは脳ですが、それに応えているのは身体です。一度みなさんも、細胞目線で食生活を見直してみてください。意外な発見があるかもしれません。
判断基準は、自分の細胞が喜ぶのか!?です。
ちなみに
誘惑に負けて夜中にプリンを食べた件に関しては、「美味しい!!」と本当に思ったので、きっと細胞たちも喜んでくれているに違いないと、思い込むことにします。
明日も多くの方が、美しく健康的にたくましく活き活きと生きられますように!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?