Kindleでカテゴリー1位をとるのに何冊売れればいいのか
きのうリリースした電子書籍が、Amaozn Kindleの【セールス・営業】【投資】カテゴリーにおいて1位になった。
著者の伊東さんと知りあったのは2年ちかく前で、会社に原稿がおくられてきたのをたまたま読んだのがきっかけ。
ぶっちゃけ、文章はそんなにうまくないなあとおもった(ごめんなさい)。いわゆる「長いわりになにがいいたいのかよくわからん文章」だ。
ただ、わたしが惹かれたのは伊東さんのプロフィール。
「野村證券の元トップセールスマン」
これはつよい。これだけでとりあえず会うことをきめた。
電子書籍にすることに決めた理由
それからいろいろ紆の余の曲の折をしまくって、最終的に原稿の文章量が3万字たらず(紙の本だと100ページくらい)になってしまった。
これはこまった。
ただでさえ著者実績がないのに、こんなに短くて売れるんかいな。しかし、いまさらカットした文章を復活させて、内容を薄めるのもイヤだな。
そんなおりにふと「せや、紙の本にこだわらず、電書にしよう」と思いたつ。電書だったら薄さは気にならない。コストもかからないし、在庫リスクもない。
あとわたし自身、最初から電子書籍だけをつくるというのも初めてで、おもしろそうだとおもった。
カテゴリー1位への道
さて伊東さんはさすがトップセールスマンだけあり、「1位」に対するこだわりがすごい。なので、「出すなら絶対に1位をとる」という目標をかかげた。
目標をかかげたはいいが、わたしも具体的に何冊売れればカテゴリー1位が獲得できるのかがわからない。
ただ、伊東さんと協力していろいろしかけ、結局、初日の打ち上げは81冊になり、カテゴリー1位のタグをゲットできた。
ジャンルやカテゴリーによって差はあるだろうけど、おそらく1日60冊くらいの売れゆきがあれば、電書のばあい、1位はとれるかんじだ。
もちろん、この売上の内訳はほとんど関係者によるものだろうけど、とにかく目だって認知してもらえないと意味がない。すぐ順位が落ちるかなと心配したけど、いまのところまだ【セールス・営業】カテゴリーのトップを維持している。
トップセールスの本質
ここまでやろうという気持ちになったのは、本当にいい内容の本になったので、できるだけ多くの人に読んでほしいという思いがある。
この本のなかで、個人的にお気に入りの部分を抜粋したい。
営業の仕事は契約を取ってくることではなく、お客様の役に立つことである。
「お客様にお役立てできる情報を提供できたから良かった。契約にはならなかったけれども、お話した情報によってお客様の今後にお役に立てたかもしれないから良かった」
このように考えて仕事に取り組めば、必ず成果になる。
(中略)
契約至上主義で働いてしまうと、結果が出ていないときに落ち込んでしまう。
営業という仕事では、人の役に立とうとする行動そのものにすでに価値がある。だから本音で話し、楽しんで取り組めるものなのだ。
この本で、あなたはきっとお客様と本音で語り合い、本当の意味での営業ができるようになる。
あなたがいなかったら得られなかったお客様の幸せが必ずある。
あなたが本音で営業することの意義は計り知れない。
あなたが自分の仕事を楽しめるようになり、ついでにトップセールスになるきっかけに本書がなれば、私にとってそれ以上の幸せはない。
伊東さんが主張しているのは「トップセールスになることの重要性」ではなく、「営業という仕事を心から楽しみ、顧客本位を徹底した結果として付随するトップセールスという結果」だ。
先に、「野村證券の元トップセールスマン」だから伊東さんに最初に会いにいったと書いたけど、ちょっとウソだ。
たしかに原稿はつたなかったけど、その根底にあるメッセージと熱量に興味をもったから、会いにいこうとおもった。
ページ数が少ないくせに1250円という強気の価格設定にしたけれど、絶対にそれ以上の価値がある内容なので、ぜひご一読ください。
(了)
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