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自分が心地良くいるために、メイクする

予定がなくても、家にいるだけの日でもフルメイクをしていたこともあったのだが、最近は部分的なメイクでも「大丈夫」と思えるようになってきた。

チークがないと顔色が悪く見え、
口紅がないとぼやけた印象になり、
かつては使っていなかったファンデーションも、いつからか常備アイテムになっていた。

こんな自分になりたい、人からこう見られたい、イメージを変えたい。
メイクはそんな願いを叶えてくれる。

下地で顔色を整え、ファンデーションで肌を綺麗に見せ、各パーツに色を足して顔絶対を「完璧」にする作業は楽しい。
デパコスは持っているだけでもテンションが上がる。

けれど、いつもいつも完璧でいなくても良い、常にデパコスメイクではなくても良い、と思えるようになったのだ。

いつも自分を完璧にしていなければならない、負けてしまう、という強迫観念が少しずつ和らいできたのかもしれない。

作り込み過ぎない、自分のためのメイク

紫外線が気になるこの季節、汗で崩れやすいので普段のベースメイクは最低限に抑えている。

日焼け止めに日焼け止めチークを重ね、UVカット効果のある仕上げ用パウダーを叩いて終わり。ハイライトは使うこともあるけれど、鼻筋に少し乗せる程度。

もう10年以上、日焼け止めはALLIEを愛用している。
チーク箇所は焼けやすいパーツでもあるので、日焼け止めチークを重ねることでしっかり守られている感じがする。
イエローベースなので、オレンジを愛用。

仕上げ用パウダーはキャンメイク。
普段のメイクには十分すぎるほど綺麗な仕上がりで、SPF50・PA+++なのも心強い。

服の色に合わせたリップをつけ、それに合わせて眉毛の色と濃さを決める。

アイシャドウとマスカラは、その日の服装や気分次第でしない日もある。
うそつきマスカラを知ってから、マスカラは全体ではなく毛先にだけ塗るようになった。

作り込みない日も、完璧メイクの日も、目尻にはアイラインを。
ヒロインメイクのアイライナーは、何本リピートしたか分からないくらい愛用している。

チークUVを使っているので、顔色は良く見える。
あとはリップと目尻のアイライン、眉毛を押さえれば「普段の自分」が完成する。

家でリラックスするときはノーメイクが良いという人もいるが、何かに映り込む自分が少しシャキッとしている方が良い、と思っているので、ノーメイクで過ごすことはあまりない。

5分くらいで全て終わる程度の軽いメイクをしている方が、自分らしくいられる気がする。

自分が心地良くいられるように、手をかける。
これは自分を大切にすることに繋がると思う。

心地良く生活したい

お肌のメンテナンスのためにノーメイクで過ごす日もあるし、お風呂上がりはもちろんメイクはしない。
「その時間はそうしている方が心地良いから」である。

疲れていてメイクをするのが少し面倒に思う時でも、唇に色があるだけで徐々に元気が出てくるから不思議だ。

自分の機嫌は自分で取る。
リップ一本で、自分の気分を自分で整えることができる。

自分を整え、心地良く過ごすためにメイクをする。

私にとってメイクは「見られるためのもの」ではなく、
限りなく自分のための儀式なのである。



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