【第4回】美味しいものと温泉がいっぱいある街「蒲田」
どうも、グルメライター兼サウナマニアのだいちです。
サウナが大好きで日本全国300以上のサウナ施設を訪れてきた。
そんな本日巡る街は、大田区蒲田。
12時半頃にJR蒲田駅に到着。
相変わらず蒲田には何とも形容し難い独特の雰囲気がある。
人は多いのに忙しくはない。
東京なのに垢抜けてはない。
そして蒲田の美人はだいたいCAさん。
蒲田にはそのような印象を持っている。
定食
人が溢れる蒲田駅から南東に10分程度歩いたところに本日のお目当てのお店がある。
グルメリテラシーが高い人はご存知かと思うが、蒲田は餃子ととんかつの激戦区。
餃子でいうと、「歓迎」「你好」「金春」という御三家があったり、
とんかつでいうと、「丸一」「とんかつ檍」「まるやま食堂」という御三家があったりと名店の発祥地である。(既に私は上記のお店に複数回行っている)
本日のお目当ては、「とんかつ檍」の新業態のお店「とん汁と玄米の店 檍食堂」。
とんかつ檍は、非常に商売が上手く東京、横浜を飛び越えて札幌にも進出し、現在では10店舗を展開。さらに、「とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ」という業態では9店舗ほど展開している。
そんなとんかつ檍が新たな業態として昨年の9月にオープンしたのがここ「とん汁と玄米の店 檍食堂」。しかも、今年の8月に蒲田にもう1店舗オープンさせている。
ここまで来るとすごいとしか言いようがない。
今更だが、皆さんは「檍」という字を読めるだろうか?
正解は「あおき」と読む。これが読めたらあなたもとんかつマニアの仲間入りです。
ちなみに、携帯で「あおき」とうっても出てこないので、携帯でうつ時は、「よく」とうてば予測変換で「檍」という字が出てきます。
という余談はさておき、「とん汁と玄米の店 檍食堂」がなかなかの評判だと聞いて行ってみることにした。
12時半過ぎということもあり既に10人程度が並ぶ行列ができている。まあ、とんかつ檍本店の行列に比べたら可愛いものだ。
席は7席しかないし並ぶのは当然。
檍グループはどのお店も席数が少ないため、行列ができる。果たして、100席のキャパシティがあったとしたらここまでの有名店になっていたのだろうかとついつい考えてしまう。
これはとんかつ檍に限ったことではない。最近の人気店といったら、だいたいどこも30席以下。そして、お客さんを並ばせることで人気店に見せる。これは最近の飲食店のマーケティング戦略。
後ろに並ぶ社会人3年目の3人組の面白くない話を片耳に、そんなことを考えているうちに中に案内された。待ったのは30分程度だろう。思ったより早く入れた。
お店に入る前に注文するスタイルで、
注文したのはバラ肉しょうが焼き定食ご飯大盛りに単品のアジフライ。そして、ご飯は玄米。我ながら良いチョイスをしたと思ったのも束の間、後ろの3人組が「めちゃくちゃ良いチョイスだなー、俺も真似しよう」と言った。会話は面白くないけれど良い人そうな人たちだった。
カウンターに座り2、3分もしないうちに全ての料理が乗ったお盆の到着。
ものすごい迫力。特にアジフライ。
この時点で蒲田に来てよかったなと思った。
いただきますをしてから、まずは豚汁を啜る。少し寒くなってきた季節の身体を温めるかのように全身に野菜と豚肉の旨味、上品な味噌そして出汁が染み渡る。
生姜焼きをご飯にワンバウンドして一口。
生姜焼きのタレにはみじん切りにした生姜が入っており、ダイレクトに口の中に生姜の風味と豚肉の甘さが伝わる。
そしたら、タレがついた部分の玄米を一口。それを豚汁で流しこむ。美味い。
次は、アジフライ。箸では持ち上げることができないくらい大きくて重いアジフライにレモンを絞って、自家製のタルタルソースをこれでもかというくらいかけてかぶりつく。これは間違いない。そして、玄米を食べて、豚汁で流しこむ。たまにおかず→玄米→漬物→豚汁の順番にもしてみる。全部美味い。
運ばれてきた時に全部食べ切れるだろうかという心配を他所に、気がつくと15分足らずで完食。
大満足。
PayPayで1,800円を支払い、ごちそうさまでしたと言って店を出る。美味しかったけど、冷静に考えてランチで1,800円は出したなと、、
まあたまにはこういう贅沢もいいじゃないかと自分を肯定してあげる。ここまでがいつものセット。
ウイスキー
お次は、コーヒーと行きたいところが、その前に蒲田の酒屋さんを回ってウイスキー探し。
最近アランを手に入れたし、次に欲しいのは定価の「余市」。これがまあない。たまにあるけど、少し高かったり、箱がなかったり。
しかし、イオンリカーで余市を発見。
残念なことに宮城峡とのセット販売のみ。
値段は定価より150円くらい高いくらいで申し分なかったのだが、宮城峡とのセット販売だと話は変わってくる。
その後にちょっと「酒の旭屋」を覗いたけど、収穫はなかった。
コーヒー
気を取り直してコーヒーへ。
酒の旭屋から徒歩5分のところにある「シビタス」に行くことに。
創業1968年。老舗。
老舗かつお店の名前が入ったブレンドがある喫茶店は食べログの点数に関係なく外さない。
そして、百貨店や商業施設に入った喫茶店は静かだから個人的に好んでいる。
14時半頃に着いたのだが、20人くらい並んでいた。やはり、ヤマの張り方は間違いではなかったようだ。
20分ほどで案内してもらえた。
店員さんがとても親切で、「カウンター席でよければすぐに案内できますがどうされますか?」と聞いてくれた。正直席にはこだわりはなく、美味しいコーヒーを飲みながら、本を読めたら満足なので、「どこでも大丈夫ですよ」と答えて、入店。
運がいいことに、案内された席はホットケーキを焼く鉄板の目の前。美味しいコーヒーを飲みながら、本を読めるだけではなく、ホットケーキが焼き上がるところまで見られる。残念ながら、手元の料理以外撮影禁止というとこで写真は撮らなかった。
私のポリシーはお店のルールに従うこと。
店長さんが手際よくプレートやホットケーキを作るのを眺めているとすぐに「シビタスブレンド」の到着。
シビタスブレンドは、エスプレッソマシーンを使って淹れているため苦くて濃くて食後に最適。
そして、本日読むのは村上春樹氏の「ダンス・ダンス・ダンス(下)」。残りは200ページ程度。
文学に遭遇するシーン。ユキとの繋がりを確かめるシーン。五反田くんとのシェーキーズのシーン。全てが美しい。
私が15歳だったら、間違いなく私もユキに恋をしていただろう。
そんなこととか、実写をやるとするなら誰がどの役をするだろうとか、私がやっていることは「文化的雪かき」にすらなっていないよなとか考えながらシビタスブレンドを飲み干す。
あっという間の素敵な1時間だった。
サウナ
お次は、本日のメインディッシュのサウナ。
シビタスを出て約15分歩く。
半袖シャツにモンベルのベスト。ちょうどいいと思っていたのに結構寒い。こうなるとサウナ後が怖いと考えているうちに「蒲田温泉」と書かれたゲートを潜り、到着。
券売機でチケットを買い、
受付でチケット(札)と靴箱の鍵を預けたら、
サウナマット代わりのバスタオルとサウナキーを受け取り、いざ脱衣所へ。
脱衣所は広く、ロッカーの数は十分過ぎるほどある。そして、正方形のロッカーだけではなく、長方形のロッカーまであるのが嬉しい。
この施設、施設自体は古いのだが、最近サウナ室をリニューアルした。
サウナで常連さんが話しているのを聞いたのだが、リニューアルある前はサウナ室は無料だったが、サウナ室をリニューアルしてからは+300円になった。また、シャンプーやボディソープも有料になったし、以前は2階の宴会場が賑わっていたが、現在はかなり落ち着いたらしい。さらに、バイトを減らして店主夫婦が忙しなく働いているらしい。
なんか切ないけれど、これが令和の銭湯のスタンダードだと思う。サウナブームで新しいサウナはできるし、サウナーの数は増えるけど、売上が急激に上がるわけではないし、水道代や電気代は上がるし。
だからこそ私は週に一度はどこでもいいから銭湯サウナに行く。少しでも銭湯のためになればと願って。
本題に戻ると、
浴室は古いけどちゃんと清掃がされている。
蒲田の代名詞でもある黒湯も2種類あるし、電気風呂、バイブラまである。
黒湯は43℃くらいと47℃くらいの2種類で、常連さんでもなかなか47℃には入らないみたい。
黒湯でしっかりと身体を温めたら、サウナ室へ。
サウナ室はコンパクトで5、6人くらい入れる広さ。
銭湯ではお馴染みのガスストーブ。
温度は98℃。
12分計はある。
温泉のおかげもあり普段より、汗をかくのが早い。
10分弱入ったら水風呂へ。
水風呂は1人が入れる広さ。
温度は18℃くらいだが、掛け流しなので体感はもう少し冷たい。
しっかりと身体を冷やしたら、ととのいイスに座る。完璧にキマッた。
これを3セット繰り返し、銭湯を出る。
感想は一言。
蒲田は本当に自分の求めているものが揃った街。
蒲田は言うほど治安悪くないよなと思っていた矢先、商店街で喧嘩が発生。
原因は肩がぶつかったのに謝らなかったから。おいと言って押すだけで硬直状態。無視して酒屋に入り、また元の場所に戻ったら警察が来て2人ともヘラヘラしていた。そんなダサい終わり方するなら最初からイキるなよと。
この締まらない感じが蒲田らしい。
次はどの街にしようかな~
本日使ったお金
・バラ肉しょうが焼き定食 1,200円
・アジフライ 500円
・ご飯大盛り 100円
・シビタスブレンド 570円
・サウナ 820円
合計 3,190円
紹介したお店
グルメアカウント情報
https://note.com/yopparaideska
Instagram情報
雑誌風にアレンジしたやつ(一応おしゃれのつもり)
https://www.instagram.com/sauna.sauna.sauna_/
表紙はこんな感じ
グルメアカウント(実はグルメマニアに大人気)
https://www.instagram.com/yopparaideska/