記事一覧
小滝橋異聞その2 ・・・の前に
小話。
ある日の昼過ぎ。
部屋で仕事をしていると、外から何やら雅な音が聴こえてくる。
神楽で聴くような篠笛の音。
季節になれば町内会の祭りの一団が楽を奏でながら練り歩く道だ。
ただし太鼓以外は録音した音を流すのだが、この笛は明らかに生の演奏だ。
はて、今は祭りの時期だったろうか、にしても笛一本の音とは珍しい。
ひょうひょうと美しい音色だが、妙に長い時間近くに留まって鳴り響く。
少し不思議な気
夢の話なんて退屈だ 1
バラバラの雑誌の余白に、あの子の言葉が書かれていた
切々と綴られた想う言葉
とても愛しい言葉を集めながら
いつまでも と書かれたページで私の手はとまる
私がすでにこの世にいないことを
思い出したから
-2006年1月の夢-