宇宙を支配する銀河帝国が地球に襲来。
軍団を率いる銀河皇帝は堅固なシールドに守られていたが、何故か弓道部員の女子高生、遠藤アサトが放った一本の矢により射殺されてしまう。
しかも〈…
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2022年7月の記事一覧
銀河皇帝のいない八月 ㊲ 【最終回】
12. 月面の対決
「アサトや、重力導線は機能してるぞ。玉座機の足を衛星の方に向けなさい。軟着陸できるように」
まるで心配性の祖父のような、クアンタの声が聞こえた。
「ありがとうございます!」
空里は言われた通りに玉座機をコントロールした。
「スロン……月に足を向けて。このまま降りていくからね。転んだりしないように、うまくバランスを取ってね」
〈青砂〉で、この生物機械を思念で制御する術
「銀河皇帝のいない八月」と音楽
先日完結した拙作のSF小説「銀河皇帝のいない八月」は、かなり音楽の力に助けられて執筆しました。
執筆中にはあまり聴かないのですが、移動中に音楽を聴いているとイメージが膨らむことがよくあります。
中でも一番多く影響を受けたのが、中田ヤスタカさん作の楽曲群です。
自らのユニットCAPSULEやPerfumeのナンバーはもちろん、きゃりーぱみゅぱみゅさんの「No No No」は主題歌にしたいくらい聴き