休職し、転倒す

適応障害が悪化して休職し1週間。ただいま実家でニート中。
ときどき立ちくらみがするが、身体が順応し「免震構造」になってきたので倒れず済んでいる。
一方、眠気は抑えることができず、午前か午後のどちらかは寝ている。まあ、悪いことではないので今はじっとしておこう。

落ち着いてきたので、休職した日のことを記録しておこうと思う。

その日は朝から病的な睡魔に襲われ、午前は出勤できずウンウン言いながら寝ていた。
正午、顔中にチークを塗りたくってから出かける支度をする。（前回出勤した際に「顔色が悪い」と言われたので、心配をかけまいと思ったのだが正気の沙汰ではないので皆さんは真似しないように！）靴を履くのも、ドアを開けるのも、鍵を閉めるのもすごく力が必要だった。自転車をふわふわしながら漕いだ。
午後は朦朧としながらタスクや休職前面談をこなした。眠すぎて何をしたかはあまり覚えていないが、CMSで文章の編集していた気がする。18時頃に退勤、辺りは真っ暗。何となく寒気もした。このまま家に帰ったら、食事も摂らずに眠ってしまいそうだ。そしたら5時間は起きられない。何となくそれは避けたくて、近所のうどん屋さんに立ち寄ることにした。
意外と食欲があり、月見うどんを完食した。身体がぽかぽかして精神的にも満たされた。お会計を済ませて駐輪場から歩道へ。さて、自転車に乗るか……。と思った瞬間に転んだ。肩にかけていたトートバッグがサドルに引っかかり、バランスを崩してしまったのだ。長ズボンを履いていたが、左膝を擦りむいたらしく鈍く痛い。それより、自転車が重くて持ち上がらない……トホホ。
30秒ほどかけて立ち上がり、自転車を起こした。海底から錨を持ち上げているのかと思った。何とも情けない気持ちを抱えてアパートに帰った。

帰宅してすぐに傷口を水洗いした。擦り傷自体は広範囲ではないが、治るのに時間がかかりそうだ。何よりズキズキ痛くて落ち込む。キズパワーパッドを貼り、床にぺたりと寝そべった。
はあ、体調悪いのに結局無理して半日働いたし転んでしまったし何よりとても眠い……このまま寝てもいいか……。

と思っていた頃に着信が鳴った。兄からだった。

｢おういのる！おまえ！体調悪いがやろ！！！その職場！！辞めれよ！！！あと俺は転職する！！！！マシになった頃に飯でも奢っちゃらあ。とりあえず休んだらえいわ！！！え？SixTONES？シックス……何？わからん！！！！おう、マリオカート好きながか。ふーん。まあとにかく休まないかんぞ！！！！！！｣

……概ねこんな感じの内容。最近のこと、昔のこと、職場のこと、食生活のこと……。私たち兄妹は話し始めると止まらない。この日も気がつけば1時間半経っていた。だいたい21時。ゲラゲラ笑ってすっかり目が覚めた私は、シャワーを浴びてマリオカートをして部屋を少し片付けるというようなことをやってのけた。病人のわりに、上等である。

睡眠がコントロールできず、食事もままならず、仕事に行けず、すぐ転ぶような生活は一旦終わらせようと思う。
生きていけるようになりたい。健康に、慎ましく、何より楽しく。

どっと休むぞ、鎖月いのる。

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最近はまたこれを聴いている。