「援農」は、おこがましい?
援農(農家ボランティア)を始めて今年で5年目、マツモトサツキです。
以前、Twitterでこのような書き込みを見かけて、軽くショックを受けました…。
農家さんのお手伝いをする、というのを表すのに、今のところ適度な単語だなーということで「援農」をよく使っているのですが。もしや私そのように見られているのか??というショックと、言ってることは分かるなあ…という気持ちもあり、複雑でした。
援農って、農家さんにとっては労働力をもらえて助かるし、援農する側も、いい経験できたり、お土産があったりで、嬉しい。
ギブアンドテイク(交換)というか、願わくばお互いに心も満たされるWIN-WINな関係になれるよう日々試行錯誤しているし、とっても大事にしています。
そして、「やってあげてる」的な気持ちが前に出てきて、農家さんとあまり上手くいかなくなったお仲間さんも見てきました。
援農ボランティアは、お仕事ではない。契約ではない。(契約っぽいスタイルもありますが)。
人間関係だけでつながっています。
こういう関係性って、わたしたちは結構慣れてないんだなということを、援農ではよく感じます。
お金が間に入ってくれる方が、むしろ楽っていうんでしょうか。
例えばですが、ボランティアさんが、収穫をしていて、間違って「収穫してはいけないもの」をひたすら採ってしまったとします。
もしこれが雇用している従業員さんだったら、迷わず間違いを指摘して、指導すると思うのです。
ただこれが無償ボランティアだと・・・
結構農家さん、悩んだりします。。
ボランティアで来てくれてるのに、怒ったら悪いよなあ・・・どういう言い方しよう、みたいな。
せっかく善意でやってくれたから、このくらいは甘くみようかな…とか。
こんな言い方したら傷つくかな…もう来なくなっちゃうかも…とか。
かといって、いやいや、ズバッと言える方もいますし。
雇用してるかどうかに関係ないこともありますが、お金が間に入らない環境では、よりお互いの人間性が見えやすいことは確かだと思います。
そして、冒頭のTwitter投稿に話が戻りますが、もし「助けてあげる」という気持ちで援農していたら、その関係性は長続きしないのではと思います。
やっぱり、そこはかとなく違和感が場に出てくるので。
もちろん、農家さんを応援したい!という気持ちもありつつ、楽しませてもらって本当に有り難うございますという、感謝の気持ちを常に忘れずにいたいですね~(^^)
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