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河鍋暁斎 企画展「暁斎・暁翠 風景画」展に行ってきた
空の青が清々しい秋晴れ。
美術館に行く途中の小学校では運動会をやっていた。
芸術の秋を求め川鍋暁斎の企画展へ。
住宅街にひっそりと佇む美術館にわくわく
河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい)とは
・1831年5月18日‐1889年4月26日
・現在の茨城県古河市生まれ
・胃がんで亡くなる
・狩野派、浮世絵師、日本画家
・幕末~明治時代に活躍
・修業時代は浮世絵師の歌川国芳に入門
・風刺画、浮世絵、文人画、西洋画、中国画
・貪欲にあらゆる技法を学び、描き尽くす。
・かえる好き
・弟子には息子・暁雲(きょううん)、娘・暁翠(きょうすい)
公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
1977年11月3日、河鍋暁斎の曾孫(そうそん-孫の子)・河鍋楠美氏が自宅を改装し、河鍋暁斎の隠れた功績を広く知らせるために創設。
下絵、画稿を中心に完成作品を展示されており、2か月ごとに企画展が開催されている。
1986年、財団法人の許可を受け、2012年公益財団法人に移行した。
〒335-0003 埼玉県 蕨市南町4-36-4
TEL 048-441-9780
アクセス
【電車】
・JR西川口駅 西口より徒歩20分
【バス】
・JR蕨駅 西口より蕨市コミュニティバス 南ルート12美術館前下車すぐ
・戸田公園駅西口よりtocoバス 喜沢循環10カリン通り下車2分
【車】
駐車場7台(無料) 美術館裏手
実際に絵を鑑賞してみて
風刺画が特に印象的だ。
稲妻に驚く人の動き、表情が生き生きとしていて面白い。
ユーモラスたっぷりな、田んぼから大きな猫が顔のぞかせ
それに仰天する男二人が描かれた絵には大笑いしてまった。
その驚きっぷりと、怯えぶりが凄まじい。
春夏秋冬を題材にした絵が一番好きだ。
一枚の絵に四季を感じる。
こんな表現の仕方もあるのか!と驚いた。
シンプルな風景画出品された人の髪や表情に驚かされる。
解説を読みながらコンセプトを知ると、より一層たのしめる。
ミュージアムショップ
隣接されたミュージアムショップには、絵葉書、クリアファイル、マスキングテープ、Tシャツ、トートバッグ、書籍や豆本などが販売されている。
鑑賞後は、より暁斎の絵が身近に感じられるのが楽しい。
きっとお気に入りの絵はがきが見つかるだろう。
来館記念に烏思印のスタンプを押すことができる。
暁斎の印章は120種類以上見つかっている。
カラスの形と「思」を組み合わせて作った印章だ。
明治14年、第2回内国勧業博覧会で妙技2等賞牌(日本画の最高賞)を受賞。
「枯木寒鴉図」が出品された。
暁斎の鴉への感謝の想いが著わされている。
cafe musee "の"
ミュージアムショップ内では喫茶メニューを提供している。
鑑賞者はお得な割引サービスもあり、ほっと一息つけるだろう。
メニューはコーヒーやカフェオレなど。
レジ横には、榮太樓・黒飴「枯木寒鴉図」缶入りが販売されていた。
店名の由来は、暁斎が落款や家紋のように「の」の字を用いたり、身の回りの文具に「の」の字をあしらっていたからである。
http://kyosai-museum.jp/hp/caffe.html
まとめ
自分の目で見て、感じる
これほど心がふるえる体験はない。
誰かから聞いたこと、見たことは想像することしかできない。
しかし、自分の目で見る・聞くはその瞬間に体験することだ。
これからも感性を刺激する体験を積んでいきたい。