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4月はタケノコの月

3月31日、毎朝の畑の見回りをしていた。
洗濯を干すお隣さんと何気なく会話する。
お隣のご主人はどうやら山に行く準備をしている。

お隣さん:「たけのこ、ぼちぼち出始めてるで、採り行くよ。」

私:「そうか〜出始めたんだね。今年は、みんな生り年じゃないっていうけど、、、本当かな〜?」

どれ、裏山の様子を見に行くか。
足袋を履き背負子を背負い、鍬を持ち裏山へ入る。
雑木林のフカフカな土を歩きながら竹の子を探す。。。。

見回りのつもりだったけれど、出てた出てた。
正式に我が家の裏山も筍シーズン到来☆

明日からの1ヶ月、私はタケノコ農家になります。
ほぼ毎日山へタケノコを掘りに行き、調理し、保存し、配りという生活が始まる。

週末は、たけのこ掘り会を開催。

第一回目は、顔馴染みのご近所さんたちとのたけのこ掘り会。もはや、恒例イベントとなりつつある。
裏山をめぐり、トサカを見つけては、「あった!あった〜!」と興奮しながらみんなでたくさん掘った。山を降りる前に休憩をしていると、向かいの山をカモシカがトコトコと歩いている。思わぬカモシカとの遭遇にご近所さんたちも大喜び。^^


翌週の週末は、初めましてのグループ。タケノコ掘り自体も初めてという方もいらっしゃる。
服装をよ〜くチェックをし、登る道を見せつつ、掘り方を説明、あとは楽しんで☆

裏山で楽しく無邪気に遊んでいる皆さんの姿は、ほっこり微笑ましい。

「遊べる雑木林のある家が良い」夫が昔言っていた言葉を思い出した。

私も毎日のように裏山で、季節のモノを採りながら気持ちよく、遊んでいる。
里山は、楽しく遊べる場所なんだな~☆としみじみと思う。


4月の我が家の食卓は、タケノコ、山菜、椎茸中心のごはんが並び出す。

タケノコご飯

タケノコと椎茸のシンプル煮物

タケノコたっぷり入り酢鶏

里山の天ぷら

夫婦それぞれの実家や姉にも郵送し、欲しいという方達には皮付きのキレイな竹の子を差し上げる。上手に掘れなかった物は、我が家用。山で皮と根っこを落とし、ツルツルにして持ち帰ってくる。皮と根っこがついたままのタケノコのは重くて重くて、山を降りる際よろけてしまう。

長期保存用に水煮を瓶詰めにもする。
食感そのままに美味しく食べることができる瓶詰めは、常温保存で約一年持つので、多めに作っておく。

雨以外のほぼ毎日山に入っては、竹の子を掘る。
茂りつつある雑木をナタやノコで切りながら裏山を歩く。

毎日入る裏山でも、色んな景色を見せてくれる。

空の具合、
日差しの向き、強さ
微妙な違いでも景色は変わる。

たまに出会う美しい瞬間に歩く足は止まり、景色を堪能する。

お陰様で、掘る作業と山歩きに体は鍛えられる。
夜のお風呂がこれまた、たまらなく良い。
ザブンと首まで浸かり、
『あ〜~〜』と、大きな息を吐くと共に体がジワジワとほぐれていく。
この頃の睡眠もそれはそれは深い。

この調子で裏山歩きを堪能しながら、後半のタケノコ生活もボチボチやって行く予定です。^^ 🌿







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