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最近飲んだナチュラルワイン-58 (初恋の味ではない回)

初恋の味ではない回とありますが、初恋の味だった回などありません。

一番初恋に近いので、この回かな。
いや、初詣の回かこれは。

違うな、ただちょうど一年前くらいなだけの回だ。25歳の時の導入文もしっかり面倒臭いね。ぜひ彼と一緒に仕事がしたい。

・フランス、アルザス
・ミュレ
・リースリング・コート・ド・ルファック・ナチュール2020/リースリング100%

初恋の味ではない

SO2無添加(サン・スフル)のリースリング。
綺麗かつ、じんわりとしたエキス感を存分に楽しめる一杯。

SO2無添加という手段に惹かれるのはある種の「チャラさ」とも言えるわけで、大事なのは脆さを含むその手段によって目的(=)が達成されているかどうか

こんなに綺麗で、しかしじんわりとした旨みやエキス感を楽しめるリースリング、最近飲んでいなかったので「ああこういうのも良いな」という新鮮さがありましたね。

シュール・リー(澱の上での熟成:澱から多糖類や旨み成分が抽出されて味わいが増すとともに、多糖類がポリフェノールを吸着して色が淡くなったり、攪拌によって還元しづらくなり香りがフレッシュになったり、などの特徴が出る手法)を採用していることもあっての、綺麗さとエキス感かもしれません。

・チリ、セントラル・ヴァレー
・ガレージワイン
・パイス シングル ファーメント シリーズ 215 BC フェルメント 2020/パイス100%

初恋の味ではない

チリを代表する品種「パイス」で作られたワイン。16世紀にスペイン人に良りチリに持ち込まれ、21世紀の転換期にカベルネ・ソーヴィニヨンにテイクオーバーされるまで、チリで最も植えられていた品種とのこと。

まろやかで飲みやすいですね。酸味も甘みも決して強くなく、凡庸な印象さえ受けますが、それがクセになるかもしれません。まろやかで少しだけ乳っぽい感じ。マロラクティック発酵でしょうか。

名前の通り「ガレージ」でたった8樽からスタートさせたワイナリーとのことで、趣味的に始まって自然な造りを実践されているのが素晴らしい。

・フランス、ローヌ
・レ・ヴィニョー
・ミス・テール/シラー主体

初恋の味ではない

黒系果実の味わいに、シナモンっぽいスパイス感が加わ理、心地よいバランス。一口目では、IPAかスタウト(全然違うけどまあ、濃いめでキレのあるラガー系ではないという意味で…)のようなビールを飲んだ時の感じさえありました。なんというセンセーション。

私はシラーとグルナッシュ苦手人間ですけど、最近はグルナッシュに比べるとシラーの方が少しだけ克服できてきたような気がしてます。

グルナッシュも頑張れ!!(佐藤お前が頑張れw)




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