(現時点で)社員の皆さんが求めている職場環境を、ちょいと真面目に考えてみた
みなさんこんにちは!スタンス古田です。
さて、今回は結構大事なテーマを書きたいと思いました。
秋は研修シーズンで、様々な研修を担当させて頂いております。それらの研修において受講者の声を聴き、職場に何を求めているのか、僕なりの解釈とともに言語化したいと思います。
こちらの投稿の続編になるかもしれません。
さ、今回も気にせずいくぞー!
テッテレー!!
▼きっかけは、人事から現場に異動になった方の一言
半年くらい前でしょうか。大変お世話になった人事の方で今は現場の営業に戻られたTさんとお食事をしました。そこで彼が部下へこのように言ったようです。
”残業代は払うから、今は仕事に集中しろ。今があなたにとって成長するチャンスだから。時間は気にせず、とことん仕事に向き合え。”
おー、かっちょいい。
今の世の中、残業せずに帰れ、という上司が一般的だと思いますが、なかなかここまで腹を据えて部下にメッセージを言える上司はいないのではないでしょうか。
これをきっかけに、私は研修受講者が職場に何を求めているのか、どのような働き方を求めているのか、を探るようになりました。
▼意識高い方は、自分が成長するどうか、で環境を決める
定時に帰れるとか、有給を好きに取りたいとか、そういう声はもちろんあります。ただ、入社動機から様々な仕事を経験、ライフイベントも重なり、色々突き詰めていくと7~8割くらいの方は、自分が成長できる環境を求めていますね、間違いなく。
中には、
”20代はがっつり仕事に集中したいけど、会社がそれを許してくれないんですよ。どうすればいいんですか?”
と質問しに来てくれるツワモノもいます。
そう、そうなんですよ。
結局は苦しくても自分の力を最大限伸ばせる/発揮できる環境を、ほとんどの方は求めている、ということなんですよね。そりゃそうです。貴重な時間をどのような環境に投資(この場合は仕事ですね)すればよいか、一人ひとり考えているわけです。
ココでのポイントは”苦しくても”。
苦しくても自身の能力が向上するか、であれば頑張れるんです。他には、他者への貢献、仕事が楽しい、社会的に意味がある、福利厚生が充実している、などの声はもちろんあります。ただ、成長意欲は業界業種問わず、肌感覚になりますが、上位の要素ですね。
意識が低く、心ここにあらずの方も残念ながらいます。その方々の特徴は、権利を主張してきます。組織として平等に扱うことは必要ですが、その声に反応しすぎて基準を下げると、全体的なレベルが下がるのでかなり危険です。
▼成長できる環境を用意できるかどうか、マネジメントとしてとても大切
今、”エンゲージメント”とか”働き方改革”とか”ウェルビーイング”とか、そんなキーワードが飛び交っていますが、本来の意図とは別に、甘やかせてしまっている、という事実も、受け入れるべきでしょう。
意識の低い多くの人たちはこれらのキーワードを錦の御旗のように掲げ、利己主義的で変な主張してきます。だからこそこれらのテーマを主題で扱っている企業体やコンサルタントの方々は、もっと正確な情報発信や意味・意図を伝えていってほしいと本気で思っています。それが、発信者の責務ではないでしょうか。
(相対的に見れば、彼らの見方からすると私の主張はおかしい、ということになるかもしれませんが…)
そして、成長できる環境を部下に提供できないマネジャーは、本気で考えてください。メンバーに成長機会を創出できないと、メンバーは去っていきます。
だから企業や組織は、成長することにチャレンジしていかないといけない、ということなのでしょう。
ん、一周回って、フツーのことを書き始めているぞ、俺…