【仕事の記憶】(12)何もできない自分を知る
の続き。
転職先は、携帯電話を世に広めたパイオニア的な老舗企業。当時も世界で指折りの大メーカーである。
ただ、先進的な機能実装など他社に遅れを取るようになっていて、シェアを落とし始めていた。
通信事業者からの要求が厳しく、ガラパゴスと呼ばれるほど独自機能をもつ日本の携帯電話市場にも対応しきれず、新しい機種を出せず撤退気味となっている。
元からさほど重要な市場と考えていなかったのだろうが、どうやら日本は世界の先陣を切って第三世代規格に手を付けることになりそうだ。
次世代規格の