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「仕事=生きがい」って本当??

今日も良い1日だね。

こんにちは。
さとるだよ。


サラリーマンは25年以上やってきたよ。そこから一転して自営業を始めるとさ、あたりまえだけど生きていくために自然に仕事に集中することになる。

そうしないと食いっぱぐれてしまいまうし、家族がいれば家族を養うこともできなくなってしまうから。

だからさ、大前提として仕事に集中するのは当然。


でも特にサラリーマンから起業すると勘違いしてしまう事がある。何かわかる?それは「仕事に生きがい」を感じてしまうという事。


あっ、くれぐれも誤解はしないでほしいんだけどさ、仕事を生きがいにしてはいけないという意味ではないよ。他にもたくさんさ、大事なことがあるのでそれを見失わないで!と伝えたいんだ。

今回は「仕事と生きがい」について少し考えてみたよ。



あなたの生きがいとは?

いきなり質問で恐縮だけどさ、あなたは「生きがい」って何だと思う?

広辞苑によれば、生きがいとは「生きるはりあい。生きていてよかったと思えるようなこと」と定義されている。

広辞苑


どうだろう?あらためて問うよ。あなたの生きがいって何だろう?


私の生きがいはさ「家族や、仲間と喜びを分かちあったり、一緒に挑戦したり、同じ価値観を共有する楽しみ」だととらえているんだ。誰でもそうかもしれないけど、家族や仲間は大切。何にも代えがたいものだからさ。


ここで、あらためて生きがいは仕事!という結論が出てもおかしくはない。でもあえて言いたいのは「刷り込み」で仕事が生きがいと思わされている人が意外に多いって事。

起業前のサポートや自営業の集客のサポートをしていると、仕事量が増えるほど不幸感が増すという人が多かった。

生きがいなら楽しくなんね?というのが正直な感想。つまり仕事は生きがいとイコールじゃないって事じゃないかな?


少し話が脱線するけどさ、「生きがい」という言葉は普通に世界中どこでも同じ概念としてあるのかと思ってるでしょ?それがどうも違うらしいんだ。


私の住む沖縄はかつて長寿県で有名だったんだ。今は逆。短命県。

長寿県だった沖縄を研究者・作家である、ダン・ベットナーさんが調査して「ikigai」と発表したことで2000年以降に欧米でも広く知られる概念となったというのが真相。

このダン・ベットナーさんが生きがいを説明する概念としては、「愛」や「情熱」「ミッション」「専門性」などの交わるところに「生きがい」があるとしる。

これでわかるように「生きがい」というのは世界的に見てもどうもイコール仕事ではないということだよね。


仕事とは何だろう?

頭の体操はまだ続くよ。ついてきて!

それじゃあ仕事とは何だろう?

もちろん「お金を得るため」と言う事は外せないよね。他にはどう?あなたは仕事にどんな意味を求めている?

仕事を考えた時、よく引き合いに出される考え方で

・ライスワーク
・ライフワーク
・ライトワーク

というのがあるよね?たしか作家の本田健さんが本に書いていたものだと思う。

ライスワークとは文字通り、食べていくための仕事。

ライフワークとは、夢や自分の好きなことを追い求める仕事。

そしてライトワークとは誰かを光で照らし、導き、社会に「恩返し」をする仕事。


今の自分の仕事がどれにあたるのか?一度考えてみてもいいと思うよ。言っておくけどライスワークがダメでライフワークやライトワークが良いなんていう二元論ではないからね。


もしも、ライスワークなら仕事を生きがいとすると少しズレがあると思うし、もしライフワークやライトワークと思うなら生きがいに近いかもという判断の元になる定規の話。

繰り返しになるけどさ、お金を得る事はとても大事なこと。経済的に自立していなければライフワークやライトワークはちと難しい。無理とは言わんが。


自分の今の仕事を冷静に振り返る事でもしかしたら、生きがいの定義が変わるかもしれないね。


人生を考えてみる

ここからは少し気分を害する方もいるかもしれないけど正直に書くよ。サラリーマンを辞めて自営業を始めたら必ずこのような話に出会うことがあるからさ。


仕事に「生きがい」を求め過ぎると、必ずそこに歪みが生じる。歪みという言葉が抽象度高いけどズレと言い換えてもいいかも。


この歪みが自分の趣味だったり、自分の時間などというものであればいくらでもリカバリーできるけど、これが家族や人間関係だとなかなかリカバリーするのは大変。

私の周りでも、仕事第一主義になったあげく離婚をしたり、家族がバラバラになったという人が大勢いる。それはとても不幸なことだよ。客観的に考えてみると、家族や人間関係以上に仕事を優先させてしまった結果だからさ。


私のメンターである西田光弘さんは、仕事を「たかが仕事」と表現していた。これは仕事を卑下したり手を抜けという意味ではなく、仕事は人生の中でも一部分であり、「たかが仕事」というような客観性を持つことで、ビジネスはもっとうまくいくというような意味だったんだ。よく「仕事はゲーム」と言う人いるよね。それに近いかも。

私は肌感覚としてこれは本当に合っているなと感じている。


私自身も、起業してビジネスを始めるとこれが生きがいに感じてしまい、家族を無下に扱ったり、会話が減ってしまってぎくしゃくした時期があった。特に妻とは正直に話をすることも減り、もしかしたら今後離婚もあるのかな?と感じたことも何度もあった。


実際、私の妻は産後鬱になってしまいとても大変な経験をさせてしまった。その時の経験はこの記事で詳しく書いたから読んでほしい。


あの時、私はこれではまずいと気づいたので方向変換できた。でも、もしあの時気づかずにさらに仕事に没頭したら、私たちは家族がバラバラになっていったかもしれないね。


そんなイヤな体験もあるからこそ、仕事にあまり大きな意味を持たせずに、「たかが仕事」というような考えでニュートラルな気持ちで向かうことが大事だと感じているよ。

こんな言い方をすると、新垣は仕事に対して情熱を持っていないのか??と言われそうだけどさ、ここまで読んでくれたら分かると思うけど決してそんな事はない。


繰り返しになるけど、仕事は人生の中の一部でしかない。それさえ分かればあなたなりの仕事への解釈できるんじゃないかな?


一生は思っているより短い

最近、周りで若くして病気になる人やこの世を去る人が多くなった。私自身、一昨年に父親が死の淵をさまよった。このまえのコロナ禍の時にも大変な目にあう人がたくさんいた。

私も人生の折り返し地点をとうに過ぎたんで、なんかさ、もう一度人生というものを考え直さなきゃ・・そう強く感じているんだ。


この前、ある方と話をしている時「なぜ仕事をしているのか?」と問われたことがあったよ。あなたなら何と答える?


私はその問いに瞬間的に「大事な人たちと大事な時間を生きるため」と答えた。これは嘘偽りのない正直な気持ち。もちろんあくまでも私の考え方なんで同調とか共感する必要はないよ。


ここまで書いてきたように仕事に仕事以上の意味を求めてしまうと、どっかでバランスを欠いてしまう。

ですから決して熱くなりすぎず、でも淡々と楽しみながら仕事に向かえば良いんだと思う。


まとめ

これから、世界は混沌としたものになると思う。私やあなたの生活にも影響を与えるはす。

そんな時代に、これまでのように仕事に生きがいを求めるような生活をしていると、後でおそらく後悔する可能性がある

人生は短い。公益財団法人長寿科学振興財団が行った調査によれば高齢者が「生きがいを感じるとき」について見てみると、孫など家族との団らんの時(48.8%)が最も多くなっている

一方で、前回調査した5年前と比較すると、「仕事に打ち込んでいる時に生きがいを感じる」と回答した人の割合は減少しているんだよね。

だからさ、仕事も大事にして、しっかりと自分の「生きがい」も大事にしようよ。

あなたは共に今を生きる仲間だからさ、ついつい老婆心全開の記事になったよ。(^_^;)

「遊ぶように仕事をする」という言葉をどこかで見たことがある。まさしくこれかなと思う。


最後まで読んでくれてありがとう。
また明日♪



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