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【読書のキロク】サクッと読める小説が好き、私は。

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、本当にありがとうございます。

日々投稿しておりますが、見てくださっている方がいるということが、非常に励みになっております。

そんな中、あまり身のない投稿にならぬよう、心がけてまいります。

今回も【読書のキロク】です。

◯今回読んだ本:『万能鑑定士Qの事件簿Ⅱ』 著者:松岡圭祐 角川文庫

以前、本作の"Ⅰ”について【読書のキロク】でも取り上げました。

ゴールデンウィークということもあり、ゆったり気楽に小説を楽しんでいる次第です。
私は近くの古本屋で、100円(税込110円)で購入しました。

◯概要

誰が、どうやって作ったのか!?万能鑑定士は究極の偽札に挑む!
精巧な偽札に翻弄され、ハイパーインフレーションに陥った日本! 凜田莉子はわずかな手がかりを元にたった独りで犯人を追う。莉子は、パーフェクトな偽札の謎を暴き、未曽有の危機から国家を救うことができるのか!

角川文庫ホームページ書籍紹介より引用

簡単に言えば、前作からの続きです。
その大きなストーリーの「完結編(?)」でした。

すごいなぁと思うところは、それぞれ1冊ずつ単体で見ても楽しめそう、ということです。

扱いとしては「上巻」と「下巻」になっているのでしょうが、それぞれでも内容は通り、それぞれで楽しむことができます。

◯「サクッと本」のススメ

表紙とタイトルの雰囲気から、何か事件を鑑定士が解決していく短編集か何かだろう、と思って購入した私は反省しています。

そうではなく、しっかりとした大きなストーリーがある小説でした。

それなのに、すごくサクッと読めるので、2時間ドラマを見た感覚に近いような読後感です。

私は長編小説も好きで、年に何回かは手を伸ばします。
ただ、「年に何回か」です。

どちらかというと、短編の小説の方をよく読みます。

というのは…

「教員をやっていると、短いスキマ時間で読むことが多いから」 です。

自分としては、子どもが読書に励んでいる時間は、自分も読書をしている姿を見せようと思っています。
(もちろん子どもたちへの指導中という形ではありますが。)

登校後の朝の活動の時間等に、一斉に読書の時間を設けたりしている小中学校は少なくないのではないでしょうか。

その時間に教員はどう過ごすか。いろいろご意見はあると思います。
丸つけをしたり、連絡帳のチェックをしたり、打ち合わせがあったり…。

いろいろありますが、自分としては「子どもと同じことをしたい」という気持ちもあり、自分も読書をすすめています。

そんな時に活躍するのがこういう「サクッと本」だと思います。

私ができれば避けたいのは、“すごく良いところなのに時間が来てしまうこと”です。もう少し読みたい、という気持ち悪さのまま、次の活動に入っていくのがあまり好きではありません。

「サクッと本」だと、あまりそうした心配をせずに読めるのが良いところ。
ちょっと時間が足りなくても、その後の休み時間等でキリの良いところまでいけると思います。

こうした「サクッと本」をストックしておくと、なんとなく便利な気がしている今日この頃です。

◯本書の感想

読み終えた感想としては、とてもスッキリした感じです。

個人的には最終章で一気にいろいろなストーリーを回収していく、そのスピード感が心地よかったです。

尺に収まらないからといって、無理矢理な終わりに持っていく感じでもなく。
(アニメ版エヴァンゲリオンのような…)
しっかりと最後を目指して作られていたように思います。

上記の通り、「サクッと本」が好きな私は、非常に楽しく読むことができました。

◯「サクッと本」について

散々上で言っておきながら、「サクッと本」という言葉がこの世にあるのかは知りません。私が勝手に言っているものになります。

どこかで出典がありましたら、申し訳ありません。
(ご存知の方がいたら教えてください)

そもそも、サクッとの意味がよくわかっていないところでもありますが、なんとなくニュアンスが伝わっていてくれると嬉しいです。


以上です。今回もありがとうございました。

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