イシューから始めよう【読書のキロク】
こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
いろいろな書籍のタイトルを見ていると、横文字が多くて難しく感じることがあります。
カタカナで書くくらいならいっそ英語のまま書いたら良いのではないかと思ったりもします。
英語をそのままカタカナ語で表記することに少し違和感を覚えながらも、その方が日本人的にはわかりやすいのだろうとも思うこともあります。
今回は"イシュー”でした。
表紙の下部には英題も書いてあることを考えると、なんだか不思議な気持ちになります。
◯今回読んだ本:『イシューからはじめよーー知的生産の「シンプルな本質」』 著者:安宅和人 英治出版
以前から取り上げられており、興味はあったものの、なかなか手を出すことができずにいた1冊です。
研究をしていくという立場になった今、ちょうど良い感じの本だったと思います。
◯概要
もはや“イシュー”について再定義しているようにも思います。
ただ、むしろそうしていただくことで、考えるべき問題が明確になるような気もしていて、すんなり読むことができました。
◯知的生産のエッセンス
知的生産に対して、その最短の道を辿るようなエッセンス的なことが詰まっていて、現在の自分にとっては非常に有用なものでした。
たとえば、自分の教職大学院の派遣期間は2年間です。
それまでにどのように過ごし、どのようなものを成果として出していくのか。
そういったことを考えるにあたって、非常に参考になりました。
研究するにあたり、“イシュー”をどのように定め、その"イシュー”に対しいかに迫っていくのか。
限られた期限の中で、どこまでが実現可能であるのか。
そういった見通しを持ちながら見極めていくことの大切さを感じました。
◯回り道はよくない?
前回の記事ではこんなことを書きました。
簡単に言えば、
「探索的に物事を進めていくことも大切じゃない?」
ということです。
本書に示されていることは、知的創造等という、研究等に関して期限のある中で実施していくとなればとても重要な考え方だと思います。
一方で、例えばそれを中学生に対して示すべきかというと、そうでもない気もします。
なんとなく探索的に生きる楽しさもあるようにも思います。
特に、小中学生とかだと、なんとなく体験を限定してしまうような気もします。
このあたりのバランス感覚が教員としては必要なのだろうなぁと思いました。
そんなことを考えた1冊でした!
研究していくにあたっては、常に頭に置いておきたいとは思いました。
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