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【読書のキロク】Qに込められた意味を考える

こんばんは、"もっちゃん"です。
ゴールデンウィークということもあり、リフレッシュの意味も込めて、いろいろな本を読んでいます。

特に教育に関係しているわけではないです。たまにはこういうのも良いかなぁ〜と思って読んでいます。

◯今回読んだ本:『万能鑑定士Qの事件簿Ⅰ』 著者:松岡圭祐 角川文庫

こちらも近くの古本屋で100円棚から手に取った本です。

確か学生の頃読んだことがあったと思うのですが、なんとなくⅣまで棚にあったので、一気に購入してしまいました。

◯概要

23歳、凜田莉子の事務所の看板に刻まれるのは「万能鑑定士Q」。喜怒哀楽を伴う記憶術で広範囲な知識を有す莉子は、瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る! 日本を変える頭脳派新ヒロイン誕生!!

角川文庫ホームページ書籍紹介より引用

読んでみると、学生のときの記憶なんてものはあてにならないもので。
内容は全く覚えていませんでした。覚えていたのは「力士シール」という言葉のみ。

主人公(?)となる登場人物の凜田莉子という名前すら忘れていました。

こうしてキロクをつけていくことの効用を感じた次第です。
せっかく読んだ本の内容も少しくらい記憶の片隅に残っていてほしいものです。

◯読んで気になったポイント
「見抜く力」と「伸ばす力」

もはや1巻で終わらない、ということすら忘れていたので、ストーリーに関することは、後々触れたいと思います。

少し印象的な場面があったのですが、その前提として少し内容に触れたいとおもいます。


(以下少しネタバレ)

現在では、理知的な鑑定士として活躍する凜田莉子は、かつて波照間島に住む信じられないほどの劣等生でした。
学校の勉強はからっきし。

しかし凜田は、無謀にも高校卒業と同時に上京します。島のみんなの期待を一身に背負いながら。

もちろん就職活動に苦しみ、さまよい歩く中、あるリサイクルショップの経営者との面接でのワンシーンです。

受験勉強は思春期の終わりの多感なときにあって正解だと思う。感受性の高さが記憶力の高さにつながるからだ。感動を伴う記憶は強い印象を残すんだよ。

本書p96より

教科書を読むときには、いつもの君でいることだ。つまり、書かれている内容に感動すべきなんだ。

本書p96-p97より

上記は、凜田の感受性の高さを見抜き、リサイクルショップの経営者が凜田に話した一節です。

この言葉を聞いて、凜田はメキメキと知識を身に付け、鑑定士の素養を得ていくわけです。

個人的にすごいなぁ〜と思うのは、この経営者の
「見抜く力」「伸ばす力」
です。

経営者というだけあって、多くの人と関わることで、経験則から得たものかもしれません。

ただ、今回で言えば、相手の感受性の高さを即時に見抜き、適切なアドバイスをすることで、その力を生かしています。

教員が長い年月をかけてやっていきたいところを一瞬でやってのけるという。

自分のとしては、その目を養いたい。そういう心を養いたい。

そんなことを考えた一節でした。

また、上記引用部は、非常に納得するものであり、我々教員も意識すべきことのように思います。

理科の授業で言えば、感情が揺れ動くような豊かな体験を伴う学びを提供していきたいものです。

そうしたらもう少し記憶にも残ってもらえる授業になるかしら。

◯Qに込められた意味とは?

さて、本稿のタイトルでもある、
"Qに込められた意味"
とは何なのでしょうか。

結論から言うと…

本書を読んでも、よくわからない

です。

一応話の中で一部"Q"に関することは出てきますが、腑に落ちません。
きっと続編以降で語られるときが来るものと思います。

ただ、"Q"って、なんか不思議ですよね。
questionに代表される"Q"かと思います。そのせいもあって、謎めいた雰囲気を醸し出します。

私の知る一番昔のやつは
オバケのQ太郎
でしょうか。

最近(?)では、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の第3作かな?
第2作からの繋がりがわからなさすぎて、頭の中に?(question mark)がたくさん浮かんだ記憶です。

この"Q"の効用、どこかに活用出来ないかなぁ。

と、おそらく作者の思惑に上手くひっかかりながら読み進めた1冊でした。

次作以降でも考えていきたいと思います。


最近は教育書が少なく、なんか申し訳なさが募ります…。

勉強していないわけではない、と自分に言い聞かせていきます。


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