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頑張りすぎちゃう教員の再生産【ホッと一息】

こんばんは、"もっちゃん"です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

昨日とても気になる記事がありましたので、それをもとに記事を書いてみたくなりました。

◯部活動の顧問の実態に関するニュース

そんなに大きな話題になっているわけではないかもしれませんが、

私のアンテナに引っかかった記事です。

部活動の顧問、もっと広く知っていただきたい実情がそこにはあると思います。

◯部活動の実態はさまざま

私は中学校での勤務経験しかありません。しかも地方の公立中学校。

きっと、この記事の教員も、同じような方なのではないかと思います。

自分も思い当たるところが多々ありました。

私も"強豪"と言われるようなチームの顧問をしながら、週末は各地の大会引率が多数あった時期もあります。

各都道府県で上位を目指してきたチーム等の顧問になったときなんかは、大変だと思います。

自身の裁量で練習日程などを決められる部分も大きいとはいえ、

それまでの系譜を無碍にするわけにもいかず、甘んじて受け入れる

保護者の意向とかも踏まえようとすると、どうにもなりません。


一方で、活動しているのかさえ怪しい部活動もあります。

平日だけ、と割り切って活動している部活動もあります。

正直、そのスタイルが羨ましいと思ったことは多々あります。

ですが、自分の手で強豪の部活をそのスタイルにする勇気は私にはありませんでした。

◯やりがい搾取ということ?

めっちゃ活動量のある部活動(もちろんマニュアルを遵守して)も
活動が多くない部活動も

どちらも良いものだと思います。

ただ、部活動の顧問をしていて思うのは、

子どもが頑張っている姿を見ているのは良いものだなぁ

ということです。

部活動はやっただけ結果につながることも多いと思います。

簡単に言えば、

やりがいがめっちゃある

ということです。

そのやりがいを担保に搾取されていると言われれば、そうかもしれません。

比較的、どの部活動を持っても前向きに取り組むことができていたから、そう感じているだけかもしれません。

むしろ、自分も含めて、こう感じてしまっている教員が少なからずいることが問題のような気もします。

◯部活動教員の再生産

どう考えても、こんな体制は今後長続きはしません。

改革が一番必要なところだと思います。

教職大学院にいて悲しく思うのは、
学部生とかに話を聞いたときに、

本当は中学校の教員で教科指導をしたいけど、
部活動が大変だから小学校を志望してます。

という人がけっこういるということ。

それは問題だよなぁ、と。

逆に言えば、

中学校の教員を志望する人は
ある程度部活動への耐性をもって志望してくる

ということですよね。

部活動をやってもいいかな、みたいな教員が再生産されていくわけです。

だから改革が進まないのかもしれません。

これは教員全体にも言えることかもしれませんが。

ここまで社会でブラックと言われていながらも、教員を志望する人は
ある程度ブラックへの耐性がある。

頑張りすぎちゃう教員の再生産がそこにはあるのかもしれません。

◯改革するのは…教員?

正直、圧倒的に改革が必要なところだと思っていますが、

こんなにも進まないものなのでしょうか。

コロナの時も残った中体連です。今後もけっこう長くかかるのかもしれません。

取り上げた記事でも、

"外部委託"

が求められています。

が、そこに向けて動き出すのは誰なのだ?

国なのか、都道府県なのか、市町村なのか、

それとも、まさか、学校とか教員なの?


うまくいっている地域も多々あるはずです。

そうした動きが全国的に展開していくこと
しんどい思いをしながら顧問をしなければならない教員が減っていくこと

を祈るばかりです。
というか、祈ってばかりでなく、自分でも出来ることから動き出せると良いと思います。


でも、こうして教員が動き出してしまうと、逆に上の方々は動かなくなってしまうのか!?

と、少し不安にもなります。

どうしたら良いのでしょうか。
こういうことも、教職大学院内では学び考える機会はあるのでしょうか。

悩ましい限りです。

◯部活動については書ききれない

部活動について書き始めると、とんでもなく長くなってしまいます。

思うところが多すぎて…。

気が向いたら、しっかり考えをまとめて書いてみたいと思います。

今回はネットの記事を読んで思ったこと、くらいなのでこのくらいで!


そんなことを考えた記事でした。

みんな前向きに仕事ができるようになりますように。

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