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抗うつ薬大全:抗うつ薬全種類をレビューしてみた
今回は抗うつ薬大全ということで、今の日本で手に入れることのできる抗うつ薬を全種類を全部飲んだことのある私がレビューしていくという企画です。
リフレックス(ミルタザピン)
私の人生で最初に飲んだ抗うつ薬がリフレックスです。
この抗うつ薬の最たる特徴は食欲と眠気が増すということです。
基本的には服用した30分後くらいには強烈な眠気が襲ってくるので夜の寝る直前に飲むのがおすすめです。
ちなみにこの眠くなる作用というのは抗ヒスタミン作用によってもたらされるためであり、アレルギーの薬と同じ仕組みになっています。
よって鼻詰まりや花粉症も改善することができて、一石二鳥というような薬ですね。
また食欲も爆増します。
私が飲んでいた時は、毎日コンビニに行って菓子パンを3個買って帰ってきて爆食するというのが日課になっていました。
うつ病などの症状で食欲が出ないという人がいるかと思いますが、そういう人にはぴったりなのではないかと思います。
また、抗うつ薬の中では珍しく、吐き気が出ない、というか吐き気を抑えてくれる薬なので吐き気を抑えたい人にもおすすめです。
論文とかで調べてみると、抗がん剤の副作用として出てきた吐き気をわずかな量で止めることができたという報告も上がっているので、吐き気が主訴のうつ病にも使えそうです。
また私が感じた他の副作用は夜中の足のむずむず感です。
夜中に急に足に違和感を感じて起きてみたら、足がブルブル震えていて驚きました。
その時はジェネリックのミルタザピンを飲んでいたので、ジェネリック特有の副作用なのかも知れないですが、こうした副作用を感じたのは唯一でした。
さらに食欲が爆増したので、効果で吐き気は無くなりますが、逆に胃腸をぶっ壊して腹が痛くなります。
私は胃が痛くなって胃カメラを飲むハメになりました。
当時はリフレックスの副作用で食欲が増して腹が痛くなったとは感じていなかったので、まさか副作用で体調が悪くなっていたとは思っていませんでした。
また、リフレックスは鎮静系の抗うつ薬だとされています。
たしかに眠気が来るという点では鎮静系の抗うつ薬だと思いますが、私個人の意見だとむしろ賦活系の抗うつ薬だと思います。
リフレックスを飲んでいた時はパニック障害が良くならなかったですし、不安や焦燥感が強く出ました。
それが原因でうつ病がひどくなっていると精神科医に勘違いされて、どんどんリフレックスの量を増やされて大変でした。
イフェクサー(ベンラファキシン)
イフェクサーはミルタザピンの後に飲んだ薬です。
ミルタザピンを飲むと食欲が出すぎて胃をぶっ壊したのですが、イフェクサーにしてからは食欲が出すぎることもなく、むしろ体重がかなり減った記憶があります。
当時正常時が50キロくらいだった私はイフェクサーを飲んでから食欲がほとんどなくなってしまい、43キロまで体重が減ってしまいました。
当時の健康診断で医者からかなり心配されるほど体重が減ってしまい結構ショックを受けた思い出があります。
私はパニック障害兼うつ病の治療でこの薬を服用しましたが、効き目はいまいちでした。
どちらかというと鎮静系というよりも賦活系、つまり体を元気な状態にして動けるようにしてくれる薬だと思いました。
私には賦活系の薬自体があまり合っておらず、特にパニック発作がかなり頻発するようになってしまい服用を辞めた経験があります。
さらにイフェクサーは吐き気がかなり出やすいタイプの薬だと思います。
特に血中濃度が一番高くなってくる時間帯に吐き気が出てきて、本当に困っていました。
この薬のせいでむしろ病気がひどくなったのではなかろうかと思ったくらいなので、不安や焦燥が強いタイプの精神疾患を持つ人には正直あまりお勧めはできない薬です。
ただ、気分を持ち上げてくれる作用は強いようなので、賦活系の薬があっている人には合うのかもしれません。
無気力でなんとなくやる気が起きないとか、行動力が足りないと診断されている人は、担当医にイフェクサーを提案してみても良いかも知れません。
無気力なタイプの精神疾患は背景に発達障害が潜んでいたりとか、燃えつき症候群の気が強いひと(真正のうつ病の人)はイフェクサーがあっていると思います。
おそらく現在日本にある賦活系の抗うつ薬の中では最もアップ系の薬なので、躁状態になってもいいから気持ちを賦活させたい人は向いているのではないかと思います。
ジェイゾロフト(セルトラリン)
ジェイゾロフトはイフェクサーの後に飲んだ抗うつ薬です。
最初はパニック障害がイフェクサーで全くよくならなかったので、仕方がなく自己輸入して飲んでいました。
感じ方としては圧倒的にイフェクサーよりもパニック発作を抑えてくれる作用があり、また副作用も少なめで自分に一番合っている薬でした。
ちなみに現在も継続している薬がこのジェイゾロフトです。
レクサプロやパキシルのような鎮静効果が少なめで、かといってイフェクサーのような賦活系というほどでもないので、その中間のような効果を発揮します。
良くも悪くも抗うつ薬を飲んでいる実感が薄い薬だと思います。
いわゆる飲みごたえみたいなものがない薬だということができます。
ただ、ある時に「効いているかも」と思える瞬間があり、飲んでいてよかったと思う時が来ます。
飲んでいる時の気分的にはまったりとした気持ちにしてくれるので、不安が強かったり、焦燥感が強い人にはお勧めできる薬です。
といっても鎮静効果はやはりレクサプロやパキシルなどよりも低いので、本当に不安発作が強く出ている人にはお勧めできないかもしれません。
私のように、パニック障害をもとに持っていて、さらに行動力も下げたくないという人に最も向いていると思います。
また、ジェイゾロフトは女性に向いているという論文のデータもあるらしいので、女性の人は試してみても面白いかも知れません。
さらに、非定型うつ病の第一選択薬としてジェイゾロフトを薦めている論文もあったりするので、非定型うつ病と診断されている人は医者に提案してみてもいいと思います。
またジェイゾロフトはセロトニンの脳内濃度をアップさせるのと同時にドパミンの濃度も上げるという報告があります。
おそらくそれの影響で非定型うつ病に効いているのだと思いますが、ドパミン系に問題があると思われる人は試してみる価値があるかも知れません。
サインバルタ(デュロキセチン)
サインバルタはSNRIの一種であり、ジェイゾロフトの後に試した薬です。
SNRIというと、どちらかというと賦活系の薬なのかと思いきや鎮静効果がしっかりとある薬です。
私はこの薬を30ミリ飲むと体がだるくて作業がはかどりません。
それくらい鎮静効果が強い薬です。
効果的にはイフェクサーよりもノルアドレナリンへの効果が強くて、賦活効果が強いのかと思いきや意外と鎮静効果が強いのでそこらへんが謎の多い薬です。
鎮静効果が強いということで不安や焦燥感が強いうつ病やパニック障害に効くと思われます。
実際、私もサインバルタを飲んでいる時は不安から解放されて、かなりまったりとした気分になれました。
ただ一方でまったりとしすぎてしまって、やらなければいけないことに手がつかないといった事態になったこともあるので、精神を賦活して元気になりたいという人にはあまりお勧めできない薬です。
個人的にはジェイゾロフトよりも鎮静効果が強いと思います。さすがにレクサプロとまではいかないですが、不安焦燥のあるうつ病にはサインバルタはバランスの取れた選択肢に入ると思います。
また、サインバルタは吐き気の副作用をほとんど感じませんでした。
レクサプロなどはセロトニンがグッと脳内で上がっている感覚があって、しっかりと吐き気もくるのですが、なぜかサインバルタは副作用として吐き気がきません。
嘔吐恐怖症がある人は吐き気の副作用がくると服用するのを断念してしまう人が多いと思うので、そうした人に向いているのではないかと思っています。
トリンテリックス(ボルチオキセチン)
トリンテリックスはオオサカ堂で自己輸入して一時的に使っていた経験があります。
結論から言うと、この薬は基本的には賦活系の薬なのでパニック障害の私にはあまりあっていませんでした。
むしろパニック発作がでやすくなるということで服用を辞めました。
ただし普段から元気が出なくて、活力が欲しいという人にはお勧めできる薬だと思います。
また抗うつ薬の中では吐き気がけっこう出やすい薬なのかなという印象を受けました。
同じ賦活系のイフェクサーと同様に、吐き気が原因で服用を断念することが多い薬だと思います。
パニック障害を持っている人は嘔吐恐怖症を持っている人が多いので、そうした人にはあまりお勧めできないです。
ただし、抗うつ薬の中では最新の薬ということもあって、医者側も出しやすい薬なんですよね。
おそらく製薬会社に処方するように言われているのだと思いますが、正直あまり鬱には効いている感じがしなかったです。
空元気という言葉が似合っていると思います。
レクサプロ(エスシタロプラム)
レクサプロは鎮静系の代表的な薬だと思います。
私の場合は鎮静が強すぎて一日中寝たきりになってしまいました。
サインバルタを飲んでいた時もかなり鎮静されている感じがありましたが、それ以上にレクサプロは鎮静効果が強いです。
おそらくパニック障害や不安焦燥が強いうつ病にはピッタリだと思うのですが、さすがに鎮静が強すぎて何もできなくなってしまう人は多いと思います。
レクサプロを飲んで寝たきり状態になっている場合、鎮静が強すぎるのだと思います。
そういう場合は医者に言ってもう少し鎮静が弱いジェイゾロフトにしてみたり、賦活系のイフェクサーにしてみたりした方が良いと思います。
なぜか日本ではレクサプロが多く処方されている印象がありますが、正直なところ、うつ状態から行動力を上げるにはレクサプロは向いていません。
現代のうつ病は不安焦燥が強いタイプが多いのでとりあえず第一選択薬としてレクサプロを飲ませとけばよいと精神科医は思っていると思いますが、私はそうは思いません。
特に不安が強いタイプで行動量が減っていない人にはレクサプロは向いているかも知れないですが、無気力で新型うつ病の人にレクサプロを飲ませたら行動力が落ちてしまって、むしろうつ病になってしまうのではないだろうかと思っています。
新型うつ病にはやはりレクサプロのようなセロトニンを純粋に増やす薬ではなく、ノルアドレナリンやドーパミンを増やす薬の方が向いていると思います。
新型うつ病の背景には発達傾向がある人がそうなっていると思うので、レクサプロのような鎮静が強い抗うつ薬よりも、ドパミンをアップしてくれるジェイゾロフトやADHD治療薬のコンサータやストラテラのような薬の方が向いていると思います。
パキシル(パロキセチン)
パキシルは私が以前まで通っていたクリニックでジェイゾロフトの次に試した薬になります。
最終的には薬疹がでてしまったので途中で服用を辞めざるを得なかったのですが、かなり効果ははっきりと感じた薬でした。
賦活系と鎮静系の中間のような効果で、セロトニンが増えたときに感じる頭のスッキリ感が最も強い薬だったと思います。
私の場合はパキシルCRの12.5mgという徐放性剤を最初に試したのですが、それでも飲んだ直後から急激にセロトニンが上がっている感じがしました。
おそらく徐放性製剤ではない普通のパキシルはそれよりもさらに急激に急激に血中濃度が上がるので、かなり飲みごたえのある薬なのだと思います。
セロトニン特有の頭のスッキリする感じが好きな人は服用してみてもいいかもしれません。
ただその時はパキシルCR錠から試したほうが良いと思います。
アモキサン(アモキサピン)
アモキサンは現在日本で販売停止になっていて、処方がされない薬になっています。
ただしオオサカ堂などの個人輸入サイトなどで手に入れることができるので、精神科医の中には個人輸入をお勧めする人もいると言います。
アモキサンは賦活系の抗うつ薬だという人が結構いますが、個人的には鎮静系の抗うつ薬と言ったほうが正しいと思います。
そもそもアモキサンはドパミンを遮断する抗精神病薬を作る過程でたまたま産まれてしまった薬です。
そのためドパミンを遮断する抗精神病薬のような効果があり、どちらかというと精神を鎮静させる方向に働きます。
実際に飲んでみた感想としては、飲み初めは体が重くなって、動きずらさを感じます。
まさに鎮静されているなという感じがすると思います。
しかし鎮静がしっかりとされているからか、電車に乗ってもパニック発作が出にくくなったりとか、そうした良い効果がありました。
抗不安薬で抑えきれないパニック障害の人とかは抗精神病薬を使ってみるとか、この抗精神病薬の効果があるアモキサンを使ってみるとかは結構おすすめです。
個人的には吐き気の強いパニック障害の人にはかなりおすすめできる薬です。
なぜならドパミンD2受容体を遮断するので、しっかりと吐き気を抑えるような効果があります。
私自身も吐き気が主訴のパニック障害を持っているので、このアモキサンがピッタリとはまって、パニック障害を克服するきっかけになったと思っています。
鎮静がそれなりに強く、また抗精神病薬的な役割を担えるような薬がこのアモキサンです。
トリプタノール(アミトリプチリン)
トリプタノールは最強の抗うつ薬で、これで治らないうつ病はうつ病以外を疑えと言われているような薬です。
三環系抗うつ薬の代表的な薬で、もっとも重症のうつ病の人に処方されます。
ただ、それ以外の人にも適応があるのではないかと私は思っています。
トリプタノールはもっとも強いタイプの鎮静系抗うつ薬なので、眠気がこなくて寝付けなかったり、不安焦燥が強い人に適応があると思います。
また個人的には強迫性障害を持っている人にも効果があるのではなかろうかと思っています。
私はつい最近、強迫的な考えが浮かんできてしまったことがあったのですが、このトリプタノールを飲んでみたらすぐに強迫感情が治ってしまいました。
やはり最強の抗うつ薬と言われるだけあるなと思いました。と同時にその効果の厚みにも驚きました。
おそらくうつ病や不安障害と診断される人のほとんどの症状に対応できるのがこの薬の良い点だと思います。
ただ薬の効果が強いのでその分鎮静の副作用が出やすいです。
翌朝になってもこのトリプタノールの効果が残ってしまっていると感じる人は多いのではないかと思います。
翌日に薬の効果が持ち越す人は後述するノリトレンがトリプタノールの代謝物になるので、そちらを試した方が良いと思います。
ノリトレン(ノルトリプチリン)
ノリトレンはトリプタノールの代謝物です。
よってトリプタノールの良い点を残しながら副作用の鎮静の強さを軽減したような薬になります。
そもそもトリプタノールはノルアドレナリンを増やすので本来は賦活系に入る抗うつ薬なのですが、そのヒスタミン受容体などにくっつく関係で鎮静系抗うつ薬に分類しています。
ところがこのノリトレンはトリプタノールの鎮静の強さが軽減され、ノルアドレナリンによる覚醒効果がそのまま残っていることにより賦活系に分類しても良いでしょう。
ノリトレンを服用して数時間すると気持ちがふっと軽くなるのを感じることができます。
ノリトレンは今では処方する医者がほとんどいないので手に入れるにはオオサカ堂などを利用して自己輸入してしまうのが早いです。
おそらく副作用の重さは三環系抗うつ薬の中ではもっとも軽い部類に入るので、一番最初に三環系抗うつ薬を使いたいと思った時に選択肢に入って来る薬だと思います。
トフラニール(イミプラミン)
トフラニールは、私はトリプタノールやアモキサンを試した後に服用した経験があります。
効果は服用して数時間後に気持ちが軽くなる感じがしましたが、そこまで大きな効果は感じることができませんでした。
トフラニールはトリプタノールと後述するアナフラニールの中間に位置するような薬なので良くも悪くも癖がない三環系抗うつ薬です。
トリプタノールの鎮静が気になったり、アナフラニールのセロトニンへの効果が強すぎると感じる人にはいい選択肢かも知れません。
ただ私個人的には癖がなさすぎてどのような場面に使ったら良いかわからない薬でした。
強迫性障害などのような症状にはアナフラニールの方が圧倒的に効きますし、不安や焦燥感にはトリプタノールの方が適応があると思います。
感覚としてはジェイゾロフトの劣化版という感じがしてしまってあまり使いたくない薬の一つです。
三環系抗うつ薬の平均がどんなものなのか知りたい場合にはこのトフラニールを試してみてもいいかも知れませんが、なんせ使い所が掴めない薬なので試してもお金の無駄になってしまうかも知れません。
この薬も処方する医者はおそらく少ないと思われるのでおそらく個人輸入を利用するのがもっとも簡単に手にいれる方法だと思います。
アナフラニール(クロミプラミン)
アナフラニールは日本で最も代表的な三環系抗うつ薬です。
私はオオサカ堂で個人輸入して試しました。
個人的にはパキシルのマイルド版なのかなという印象を受けました。
もともとパキシルがこのアナフラニールを改良して作られたという噂があるくらいですから似ていてもおかしくないのです。
パキシルはかなり急激にセロトニンの濃度が脳内で上がっている印象を受けましたが、このアナフラニールはパキシルほど急激なセロトニン濃度の変化は感じませんでした。
服用して数時間すると徐々に脳内のセロトニン濃度が上がっているのを感じられる程度の効果です。
そういった意味ではパキシルよりもマイルドな効果を有しているともいえると思います。
ただ三環系抗うつ薬ということで心毒性があるという共通点は持ち合わせているようで、飲む人によっては心臓が痛くなったり、動悸がしたりする人もいるみたいなので服用する際は気をつけてください。
個人的には無気力系のうつ状態に効くという印象があり、なにもやる気が起きないときに飲むと良いと思います。
ただ不安や焦燥が強い鬱にはトリプタノールのほうが効くと思います。
自分のうつ状態によってアナフラニールとトリプタノールは飲み分けた方が良いと思います。
また、賦活系か鎮静系かでいうとちょうど中間くらいの効果だと思います。
頭がすっきりとして静かになるという意味で言うと若干鎮静系に近いのかなと思いますが、それでもトリプタノールの鎮静力には敵わないと思います。
ウェルバトリン(ブプロピオン)
ウェルバトリンは最初日本で治験が行われていましたが途中で治験が中止になってしまい、結局個人輸入でしか手に入れることができなくなってしまった薬です。
基本的にはノルアドレナリンとドパミンを増やしてくれる薬です。
日本に上梓している薬で言えばストラテラがもっとも近い薬になります。
ただストラテラがノルアドレナリンへの効果が強いのに対して、ウェルバトリンはドパミンへの効果が特に強いです。
よって賦活系に属しています。ただドパミンへの効果が特異に強いので気持ちが上がりすぎて躁転する人がいるそうです。
私も最初に服用した時には服用してから1時間くらいした時に天国に登るような気持ちになったのを覚えています。
非定型うつ病にはノルアドレナリンやドパミンを上げるような薬があっていると思われるので、そうした診断を受けた人は医師に相談した上で服用してみても良いかもしれません。
ただ気分が上がりすぎて不安や焦燥感が大きくなってしまうような効果を感じたので、パニック障害や不安障害を持っている人にはあまりおすすめできない薬です。
また不安や焦燥が強いタイプのうつ病にもあまり向いていないのかなと思います。
SSRIやSNRIを試してみてイマイチ良くならないうつ病には効く可能性が高いかもしれません。
番外編ブロマンタン
ブロマンタンはヨーロッパのサイトから日本に輸入できる薬です。
効果としてはセロトニンとドパミンを増やす精神刺激薬兼抗不安薬という立ち位置です。
個人的にはコンサータの代わりとして使っています。
この薬を使うと脳が熱くなって目の前のことにかなり集中できるようになります。
なおかつセロトニンのアップ効果によって、コンサータのような焦燥感が出るようなことがなく、副作用があまりでない薬なので使いやすさが気にいっています。
そもそもこの薬はロシアで開発され、オリンピックや戦争などの限界状態でもしっかりと活動できるように開発された薬になります。
なのでストレス環境下でもストレスを感じずに行動したいという気持ちに応えてくれる薬になります。
私は底辺の現場作業のバイトをすることがあるので、そうした時にやる気を出すために使っています。
使用量としては25ミリだと少し効果が小さく感じます。しっかりと効果を実感するためには50mgを使うことを推奨します。
コンサータとは違ってセロトニンもあげてくれるので、コンサータよりもビバンセの方が近い薬物かもしれません。
ただビバンセは成人には認可が降りていないので、ビバンセが欲しいと思っている人は試してみると良い効果を得ることができると思います。