メンタル疾患を持つ人は趣味程度で働くようにしよう
今回は精神疾患を持つ人がどのような働き方をすればよいのかについて書いていきたいと思います。
生活の維持は福祉制度に頼ろう
精神疾患を持つ人の場合、治療を前に進めるためには障害年金や生活保護などの福祉の導入が必要不可欠だと思います。
もちろん薬物療法や認知行動療法だけで治る人もいますが、なかなか治りにくい人は福祉制度を導入したほうが治りが早いと思います。
やはり福祉によって生活を支えてもらうと、生活が安定してきて心に余裕を持てるようになってくると思います。
毎日生きていくために働かなくてはいけないとなると、働くことにハードルを感じている人やまだ働くことに踏み出せない人にとっては精神的に負荷がかかってしまいます。
その結果、病気を悪化させることになってしまうので、できるだけ働かないでも生活が成り立つように福祉を導入し、またその支給されたお金だけでやりくりできるだけのお金の管理能力をつけていくことが必要だと思います。
働くのは趣味程度でよい
メンタルを病んでしまった人にとって、元の職場に復帰したり、病気になる前と同じ強度で働くことはなかなか難しいです。
また、生活を福祉で支えてもらっている状態にすれば、働くのは趣味程度で済ますことができるようになります。
たとえば日中の暇つぶしと他人とのコミュニケーションを欠かさないために、A型事業所に通所してみるとか、職業訓練を受けてみるとか、働くのはあくまで趣味程度でよいと思います。
病気になる前と同じ強度でもし働くのであれば、病気の再発を繰り返さないために障碍者手帳を取得して障碍者雇用枠で負担のない仕事だけやらせてもらったりして、働き方を工夫するべきだと思います。
また、生活を福祉で支えてもらっているからこそできるボランティア活動などの非営利活動をしてみるのもよいと思います。
たとえば保護猫活動をボランティア団体に入ってやってみたり、ほかにも地域のコミュニティでやっている活動がなにかあればそうした団体に飛び込んで参加させてもらったりすればよいと思います。
実際、私の叔母は夫が死んで未亡人となりましたが、夫が残した財産を生活費に使って、日中は孫の世話をしたりボランティアに参加したりしています。
そのように、かならずしも営利活動に参加しなくてもよいわけですから、自分が好きな活動を見つけてやればよいと思います。
好きな活動をしていれば自然と病気が良くなってくる
心に負担のかからない範囲で自分の好きな活動に精を出していれば精神的な病気もよくなってくる可能性は高いと思います。
大体の場合、メンタル疾患は過大なストレスによって生じている場合がほとんどなので、ストレス源から離れて、自分の好きなことだけをやっていれば自然と病気も治ってくるのではないかと思います。
これは私の経験談ですが、私の父はサラリーマンをやっている間は常にピリピリしていてとても近寄りがたい存在でしたが、仕事を辞めて、のんびり自営で農業をするようになったら精神的にも肉体的にも健康そうになり、性格も柔らかくなりました。
企業で働くということは予想以上に人間の精神と肉体に負荷をかける行為なのでメンタル疾患の治療中はできるだけ働くことから逃げたほうが良いと思います。
本当に病気が深刻になって精神的に追い込まれてしまうと周りが見えなくなって仕事から逃げるという選択肢すら奪われてしまいます。
あくまで仕事は趣味程度にやるか、もしくは自分ができそうな活動に興じるのが精神疾患の治療中の過ごし方としては正しいのではないかと思います。