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メンタルの治療において薬は多めにもらっておいた方がよい理由

今回はメンタルの治療において薬は大目にもらっておいた方がよい理由について書いていきたいと思います。

自分で服薬量を調整できる

メンタルの調子が一番わかるのは基本的には自分です。

よってその日のメンタルの調子によって薬を自分で調整した方がよい調子で過ごせることは間違いないでしょう。

例えば、今日は不安が強いから抗不安薬を多めに服用しようとか、今日中に資料作りを終わらせなければいけないからコンサータを服用しようとか、そうした調整を自分ですることが回復には不可欠だと思います。

そこで病院で出してもらっている薬の量が少ないと、どうしてもその調整が難しくなってしまいます。

わたしが精神科に通い始めたころはまだ服薬量が少なかったので、自分で薬の量を調整するというのが難しく、その薬が自分に合っているのか、その服薬量が本当にベストなのかがわかりませんでした。

今ではそれなりに多めに薬をもらっているので、自分でベストな体調になるように日々調整しています。

障害年金の更新時に有利になる

服薬量が多いと判断されると障害年金の更新でも有利になります。

障害年金の申請や更新の際に利用される診断書の書式を調べればわかりますが、処方されている薬の種類と量を記述する欄があります。

もちろん薬の量の部分は省略して書くという方法もあり、服薬量を日本年金機構側に悟らせないという方法もありますが、基本的には服薬量も書くことが基準となってくるでしょう。

もし服薬量が以前の申請時よりも増えていれば、症状が悪化したことが考えられますから、審査には有利に働く事が考えられます。

よって前回の申請時よりも症状が悪化ないし維持されていることを伝えるために服薬量を多めにすることは有効でしょう。

精神疾患というのはいつなんどき症状が悪化するかがわかりません。

よっていったん症状がよくなって薬を減らしても、すぐに症状が悪化して薬の量を多めに戻さなければいけないということが起きる可能性があります。

そうしたことも考えて、薬は一応多めにもらっておくのがよいと思います。

ただ、オーバードーズ癖がある人などは薬を多めにもらってしまうと、どうしてもオーバードーズをしてしまうという人がいると思うので、そこらへんは医者との相談になると思います。

中には訪問看護を受けていて、持っている薬の量を常に把握されているという人もいるのでどうしても自分で服薬量を調整できない人もいると思うので、この方法が全員に適応できるとは思わないですが、できるだけ自分で調整できるような環境を整えることが大事だと言えるでしょう。

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