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うつ病やADHDの回復期の眠気に効果のあった薬
精神疾患の回復期は眠い
うつ病やADHDを患っていると、回復期になると副交感神経が活発になって眠くなってくる時期があります。この時期は寝ても寝ても眠いので、抗不安薬の量が多すぎるのだろうかなどと不安になる人も多いと思います。
しかし私の経験から言うと、現在よく処方される抗不安薬は抗不安効果に特化している薬がほとんどであって、眠気をそこまで誘う薬はありません。
では何が原因なのかというと、回復期というのは脳が体をゆっくりと休めようとしていることが関係してきます。体を休めるには副交感神経を活発にして眠らせる必要があります。
だからこそ回復期には眠気が強く出ることが多くあり、寝ても寝ても寝足りないという状況になるのです。
しかし、いつまでも眠ってはいられないというのがほとんどの人の感想だと思います。それにある程度体がうつ病から回復してきたら体を動かしたほうが回復が早まります。もちろん無理はよくないですが、ある程度回復してきている実感があるのだとしたら、しっかりと体を動かすようにしたほうが良い場合も多いのです。
ではどのような薬を飲めば体が動くようになるのでしょうか。
体の動きを活発にさせる薬
体を動かす薬として私が経験上効果のあった薬は、ブプロピオンです。これは個人輸入でしか手に入らない薬ですが、夜に75mgくらい飲んでから寝ると、目覚めがかなり良くなります。
いつもは眠くて午前10時くらいまでスマホをベッドの中でいじっていることが多かった私ですが、ブプロピオンを飲むようになってからというもの、しっかりと午前7時にはベッドから出て活動を始めることができるようになりました。
ブプロピオンは抗うつ薬の中で唯一と言っていいほどドパミンに効く薬なので、やる気と体のエネルギーをアップさせてくれます。完全にアッパー系の抗うつ薬と言っていいでしょう。
もちろんサインバルタやミルタザピンなども間接的にドパミンをアップさせる薬ですが、ブプロピオンの効能には敵わない印象です。
サインバルタはセロトニン優位の抗うつ薬なので、どちらかというと鎮静する方向に働いてしまいますし、ミルタザピンは年齢が若い人にはあまり合わないというデータが出ています。
このブログをみている人はどちらかというと年齢が若い人だと思うので、体の働きを活発にしたい場合に服用するのはブプロピオンが良いと思います。
タスクに集中させてくれる薬
そして朝早くにしっかりと起きた後はやりたいことにすぐに取り掛かりたいものです。自分が何か仕事をしているのだったらすぐに頭を仕事モードに切り替えたいですし、資格勉強などをしているのだったら、頭をすっきりとさせたいと思います。
そこでおすすめしたいのがストラテラです。ストラテラはADHD治療薬ですが、ノルアドレナリンに純粋に聞いてくれる唯一の薬と言っても良いでしょう。ストラテラを飲むと自然と頭が仕事モードに切り替わって、作業机に向かうことができるようになります。
私の場合はストラテラを飲む前は、なぜか気が散ってしまってなかなか作業に取りかかれないという問題を抱えていました。ブプロピオンをせっかく飲んですっきり朝起きれたというのに、肝心の作業に取りかかれないと意味がありません。
そこでストラテラをADHDの治療薬として処方してもらったところ、作業にスッと取り掛かれるようになりました。自然と体が作業にのめり込むような感覚です。今までのように気が散る感覚がなくなって本当に良かったと思っています。