SSRI/SNRIが引き起こすパーキンソン的な鬱病について
最近の私は抗うつ薬としてサインバルタやパキシルを飲んでいます。
その中で特にサインバルタの腰折れ現象を経験し、kyupin先生のいうパーキンソン的なうつ状態に入ってしまったと感じているのでそれについて書いていこうと思います。
パーキンソン的なうつとは
パーキンソン的な鬱とはkyupin先生が書いた上記のブログ記事内での造語です。
抗うつ薬であるSSRIはセロトニン神経を活性化させるため、その反動としてドパミン神経を抑制します。
ドパミンの分泌が抑えられて起こる病気の一つがパーキンソン病なので、SSRIによって起こった空虚感や意欲が湧かない感じをそう呼んでいるのです。
かくいう私も最近はこのパーキンソン的な鬱状態にあったといえます。なぜならこれまで使っていたサインバルタが腰折れしてしまって、体が動かなくなってしまったからです。
サインバルタはノルアドレナリンやドパミンを一般的には増やすとされているので、どちらかというと体は動くようになるはずです。
しかし、服用を始めてしばらく経つと、だんだんと意欲がなくなっている感じがして、体の元気がなくなってしまっていたのです。
これはいわゆる腰折れという現象で、ドパミンを増やす薬物に多く起こる現象だと言われています。
サインバルタやブプロピオンなどの薬は最初は体を元気にする効果があります。しかし、服用してしばらく経つとドパミンの増加に体が慣れてしまって、効果を感じづらくなってしまいます。
わたしの場合はサインバルタを服用していたのですが、腰折れしてしまうとセロトニン神経への効果だけが残る感じになります。
すると、どちらかというと体を鎮静させる方向に薬が働くようになります。これがまさにパーキンソン的なうつ状態です。
セロトニンだけが増えるとドパミンが抑制され、体が鎮静されるようになります。わたしの場合は午前中に全く身体が動かなくなり、全く活動できない時間が増えていきました。
改善するために行っていること
パーキンソン的なうつ状態を改善されるために行っていることとしては抗うつ薬を改めて色々と試していることです。
もちろんセロトニンを増やす抗うつ薬自体が原因となっているので飲まなければ良いだけの話なのですが、飲まなければ飲まないで精神状態が不安定になってしまいます。
ですから、パーキンソン的な鬱にならず、ある程度パニック障害を防いでくれる抗うつ薬を探すしかないのです。
今のところ候補としてはジェイゾロフトの半錠、つまり12.5mgが良いのではないかと思っています。
ジェイゾロフトはセロトニンを増やす薬の中では鎮静感があまりない印象があります。鎮静がかからないということはパーキンソン的な鬱状態にもなりにくいということです。
kyupin先生のみている患者の中では、ジェイゾロフトを12.5mg使っている患者がとても多いそうなので私もその用量で試してみようと思っています。