障害年金を受給して生活が変わったリアルなストーリー
今回は障害年金を受給して生活が一変したのでそのことについて書いていきたいと思います。
底辺バイトを繰り返す日々
障害年金を受給するまで私は底辺バイトを繰り返していました。
底辺バイトというのは、倉庫でひたすらピッキングをするなどの単純労働です。
仕事自体は単純で軽作業なのでそこまで負担ではなかったのですが、そこで発生する人間関係がとにかく負担でした。
というのも、その職場には自分のことが嫌いなおじさんが一人いて、作業中にわざとぶつかってきたりして、警察沙汰になりそうになったこともあったのです。
作業中に腹を殴られるなどの実際に暴力を受けたこともありました。
さすがにその時は作業監督者に通報して、その職場に出入り禁止にしてもらいましたが、底辺の人たちが集まる職場というのは人間関係のトラブルはつきものなのです。
いつそのような危険人物が現れるのかといつもびくびくしながらバイトに行っていました。
それ以外のバイトは面接があるので、パニック障害の自分にとってはなかなかやるのが厳しく、仕方がなくその底辺バイトを続けていました。
無理して働く必要がなくなった
ただ、障害年金を受給することが確定してから、そうした底辺バイトに入らなくてもよくなりました。
私は障害基礎年金の2級を受給することができたので、毎月の換算で約7万円が入ってくることになります。
毎月7万円があれば、実家暮らしの自分としては十分な収入であり、無理に働く必要が無くなりました。
それによって働く意欲はなくなってしまいましたが、それでも危ない人にバイト中に絡まれてメンタルを病むよりははるかにマシだと思っていました。
それまで就労移行支援にも、毎日のお金がなさ過ぎて週3しか通えていなかったのですが、アルバイトをする必要がなくなったので、安定して毎日通えるようになりました。
就労移行支援というのは、障害者雇用で就職する際に通所実績が武器になります。
例えば週5で3カ月間通えている実績があると企業側も勤怠が安定する可能性が高いということで雇用しやすくなるのです。
障害年金を受給する前は、アルバイトをするために就労移行にあまり通えていなかったのですが、週5で就労移行の方に通うことができるようになり、就職にも良い影響が出てきたと思います。
メンタルを病むことが少なくなった
また、メンタルを病むのもかなり少なくなりました。
なぜならこれまでは家族に迷惑ばかりをかけて、自分でお金を稼げていないことに対して罪悪感があったからです。
しかし、障害年金を受け取ることで、自分もそれなりのお金を家に入れることで罪悪感が軽くなりました。
食費だけでも実家に入れるようになってからは、ほとんど心を病むことが無くなってメンタルの病気の治療もうまくいくようになってきたと思います。
精神の病気というのは治るまでに数年単位の時間がかかるものです。
その時間をできるだけ短縮するために障害年金を受給するのは良い考えだと思います。
お金の不安が常にある状態だと、どうしてもメンタルの治療が完了するのは遅くなってしまうと思います。
逆に障害年金を受け取って、お金の不安が軽減されると、メンタルの治療がうまくいくケースが多いのではないでしょうか。
実際に、データとして精神科医の人が以前に示していたものとしては、少しのお金の余裕とお酒を飲まない習慣さえあれば、人間は長生きするものらしいです。
もちろん既婚か未婚かでもだいぶ寿命は変わってくるらしいのですが、少なくとも収入がない人よりも、障害年金で最低限のお金がある方があきらかに長生きできることはわかると思います。
メンタルの病気がある人は無理に働かずに、障害年金の申請に集中してみてもよいのではないかと思います。