高学歴ニートが引きこもりから脱するには
今回は高学歴ニートが引きこもり生活から抜け出すにはというテーマで書いて生きたいと思います。
大手企業・公務員信仰をやめる
現在、高学歴でもニートになってしまうケースはかなり増えています。就職内定率は依然として高いままですが、それでも精神を病んでニートにならざるを得なかったり、いい会社に就職が決まらずそのままニート化する人は普通にいます。
そこで高学歴の人が引きこもりニートから脱するための心構えをこの記事では書いていきたいと思います。
まず高学歴の人が就職するとなるとまず目指すのが大手企業や公務員です。しかし、過度に選択肢を狭めすぎると引きこもりから脱するのはとても難しくなります。
正直いって学歴の高さと仕事ができるかは全く異なります。高学歴でも仕事ができない人だっていくらでもいるし、逆に学歴がなくても仕事ができる人も同じくらいいます。
まず理解しておきたいのが学歴と就職偏差値は比例しないということです。
高学歴な引きこもりニートは欲張って大手企業や公務員に就職をしようとしますが、基本的にはうまくいきません。
履歴書の空白期間を埋めるだけの経験やポテンシャルがなければ、引きこもりニートというハンデを乗り越えるのは基本的には難しいと思った方が良いでしょう。
親から大手企業や公務員への就職を勧められるかもしれませんが、無視してください。
あなたの能力はそれほど高くありません。そもそも大手企業や公務員に就職できるだけの力があれば引きこもりニートになどなっていません。
就職のハードルを勝手に自分で引き上げて絶望するのをやめましょう。
就職先は割といくらでもある
ぶっちゃけ今は人手不足なので就職先を選ばなければ、高学歴ならば普通に就職できるだけの就職先があります。
私もいわゆる高学歴ニートでしたが、就労移行支援に通い始めてから、その就職先の数に驚きました。
就職先の求人票が、毎週就労移行支援事業所の壁に張り出されるのですが、月給20万くらいの求人ならばいくらでもあります。
もちろん就労移行支援から就職する人向けの求人ですから、障害者雇用の求人でそれくらいの月給が保障されています。
おそらく障害者雇用ではなく、一般雇用の求人も合わせるとそれなりに良い条件の求人が多くあるのではないでしょうか。
もちろんハローワークから求人を探すというのは論外です。
ハローワークは求人掲載が無料なのでブラック企業がたくさん求人を掲載しています。
マイナビやリクルートなどが運営する求人サイトに掲載されている求人を基本的には探すようにしましょう。
また、障害者雇用の求人を探すのであれば、就労移行支援施設などが持っている非公開の求人を紹介してもらうようにしましょう。
そうした求人ならば最低限の質が担保されているので、ブラック企業に当たる可能性は低くなります。
新卒枠にこだわるのをやめる
また、まだ大学を卒業して間もない頃だと新卒枠にこだわって就職するケースが散見されます。
ただ、新卒から就職する場合、新卒枠にこだわりすぎるがあまり、自分に合っていない求人に応募してしまう可能性があります。
もちろん新卒枠を使えるなら使った方が良いですが、それにこだわりすぎるがあまり、自分に合わないレベルが高すぎる求人に応募するのは時間の無駄です。
とにかく高学歴ニートが就職を目指す際にはプライドを捨てることが必要になってきます。
非正規でもなんでもいいからとにかく就職して何年か勤めればそれなりの職歴を作ることができ、転職市場でも評価されるようになります。
まずは労働市場に自分を投げだして、働き始めることが第一の目標なわけです。
あまりにも就職先にこだわりすぎて何年も無駄にしてしまうことだけは避けましょう。
時間は有限です。とにかく働き始めることを目標にして、就職先は最低限の給料と福祉厚生が揃っていれば良いと割り切りましょう。