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就労移行支援事業所にただ通うだけの日々

今回は就労移行支援事業所に通所している私の日常について書いていきたいと思います。

とりあえず毎日通所することにした

最初はサビ管の人から「週3からはじめましょう」ということを言われたのですが、事業所の居心地があまりにも良いので最近は毎日通所することにしています。

個人でブースに分かれていて、毎日やることも基本的には自由という感じなので特にストレスはないです。

一応、職業指導員には法律系の資格試験の勉強をしていると言ってありますが、それも気が乗った時にだけ勉強するという感じです。

こうしてnote記事を書いたり、Xを更新するだけの日も普通にあります。

もちろんこれは私だけではなく、ほかの利用者さんも同じような利用の仕方をされているようです。

ある人に、普段どのように過ごしているのか聞いたら、読書をして過ごしているといわれたことがあります。

訓練とは言うものの、精神疾患を持つ人にとってはとりあえず毎日通所することが目標になっています。

資格試験の勉強内容

法律系の資格試験の勉強はあまり進んでいません。というのも、独学でやっているのでどうしても効率は悪いんですよね。

もちろん講座にお金を払えばよいのですが、それほど価値のある資格とも思えずに、結局市販の参考書を買って勉強しています。

それにしては合格率が10%くらいの国家資格なのでかなり難しいとされています。

なので受かる見込みは今のところあまりなく、正直かなり合格は厳しいと言わざるを得ません。

ただ、勉強に向き合うこと自体が今の私にとっての目標であり、合格するかどうかはあまり問題ではないと思っています。

精神疾患になってからはできるだけストレスを避けるような生活をしてきましたが、仕事をするとなればやりたくないこともある程度はやらざるを得ません。

そのため、できるだけしんどいことにもチャレンジしていくことが必要だと思っています。

難関の資格試験にチャレンジしていくことでメンタル疾患からの回復のリハビリにもなっていると思います。

コーヒーとお昼ご飯がおいしい

また、通所する理由としてはコーヒーとお昼御飯がおいしいということもあります。

家にいるとコーヒーは無料では飲めませんが、事業所にはコーヒーメーカーがあるのでそれなりにおいしいコーヒーをタダで飲むことができます。

それに家にいるとお昼ご飯を自分で作らなくてはいけないことになります。基本的には卵かけご飯やインスタントラーメンで済ませてしまうことが多いので栄養バランス的には少し問題があります。

しかし就労移行支援事業所に行けば基本的に栄養バランスの整った食事が無料で提供されます。

おそらく事業所が宅配サービスを契約していて、その関係でそれなりにおいしいご飯をいただくことができています。

食事の種類はほぼ毎日同じようなメニューなのであまりバラエティ豊かとは決して言えませんが、栄養の整った食事をとれるだけでもありがたいことです。

通所すること自体が訓練である

わたしにとっては就労移行支援事業所に通所すること自体が訓練だと思っています。

基本的には通所してもやるべきことというのは存在しないのですが、通所する中で自然と発生する他人とのコミュニケーションだったり、日中に何かを作業する体力をつけるということが大切な気がします。

特に私のようにうつ病で引きこもっていた人が社会復帰するためにはある意味でモラトリアムのような時間が必要になります。

ここでのモラトリアムというのは、家と社会の中間に位置するような居場所です。それが就労移行支援事業所であり、通所することの意味なのかなと思っています。

例えば最近だとお昼ご飯の時間になっても作業に没頭してしまって、食事をとりに行き忘れるという事件が発生しました。

その結果、職員の方に食事を再度温めなおしてもらうという手間をかけさせてしまって、とても申し訳ない気持ちになりました。

結果的に職員の方に誤ることでどうにかなりましたが、そうしたコミュニケーションが発生するこそが、就労移行に通所する意味なのではないかと思いました。

仕事をするうえでもきっと何かをしでかして誤らなければいけないケースというのは発生するでしょうからそうした時の練習にもなっているわけです。

軽いコミュニケーションですが、精神疾患を持つ私にとっては大きな出来事でした。

こうした他人とかかわる関係を続けて、人間関係に自信を持つことこそが社会復帰につながるきっかけになるのだと思います。

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