映画天気の子
こんにちは。
本日は曇り、のち雨らしいですね。
外出予定なので、雨は避けたいですが、しょうがないです。
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Netflixのおすすめで出てきた、天気の子を見ました。
新海誠監督の作品ですね。
数年前らしいですが、その前の作品の「君の名は」は、私は劇場で見ました。
劇場で見ないと、価値は半減するくらい思える素晴らしい作品でした。
「映像美」「音楽」「SFストーリー」
全て、良い意味で非日常感で、日常を忘れさせ、
エンターテイメントの世界に連れて行ってくれる作品でした。
君の名は、相当のヒットも頷けます。
そして、今作。
新海誠ファンでないので、スルーしていましたが、Netflixのおすすめで出てきたので、視聴しました。
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ストーリは、「天気」という一つの軸で、主人公の女性と男性の恋愛ものという形でしょうか。
主人公の女性、陽奈は、晴れ女で、願えば雨でも晴れにできる特別な能力を持っていた。
島生まれの学生、穂高は、島の息苦しさを感じ、親にも言わず、フェリーにて家出を結構し、東京に。
東京を目指したのは、島から見た東京の晴れのシーンが美しく、それを目指してきたそうです。
出会うはずもない二人が出会ったのは、ファーストフード店。
バイトをしていた陽菜が、何日もそこで食事をしていた穂高に、サービスしてあげることで、縁がつながります。
その後もひょんな出会いがあり、仲良くなる二人。
そこから、様々なことが重なり、二人の運命はどうなっていくのか。
そんな感じのざっくりストーリーです。
ネタバレになりますが、物語の醍醐味は、
「晴れにさせる特別な能力の代償が、体が透明になっていき、いずれ天に連れていかれること」
これに対して、どう様々な人物が動いていくか、がポイントかなぁと思います。
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正直な感想としては、まぁまぁという感想で、賛否分かれるなぁと思います。
今回も、映像美は申し分ないですが、音楽が前作ほど響かなかったなと思います。
ストーリーは、展開が読めやすくて意外性もなく、結末もスッキリする形ではないので、モヤモヤが残る作品だったかなぁと。
「前作からの大きな期待」というハードルは越えれなかった印象です。
音楽もRADWIMPSで、マンネリ化は否めなかったなぁと思います。
劇場で見ていたら、また感想は変わったのでしょうね。
声優陣は、期待していなかったですが、どの方も素晴らしかったです。
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展開1は、特別な才能に気づき、それを使い、貢献していく。
展開2は、特別な才能への代償に気づき、消えてしまうこと。
展開3は、消えた主人公を取り戻しにいくこと。
肉付けするとしたら、どこでしょうか、少し考察。
主人公の晴れ女、「陽奈」の両親の死のエピソードや思い出などが少ないので、感情移入しきれない点。
穂高の家出した理由が浅すぎて、視聴者が応援する感情移入がしにくい点。
途中に大きな事件がなく、意外性やハラハラ感が無く、感情の浮き沈みを作れなかったところ。
ここら辺があれば、もっとグッと引き込んだのではないでしょうか。
特に、穂高の方は、単に家出して、東京で、警察に捕まって、島に連れ戻され、保護観察されながら、高校を卒業し、卒業後、東京に戻るだけ。
文字化すると、果てしなくストーリー性が薄いです。
途中で銃のシーンがありますが、あれは考察などでは、色々言われていますが、
ちょっと無茶がありすぎたかなと思います。
アニメなので、ファンタジー要素は自由に入れていいのですが、銃のある場所と、その後の使い方含めて、うーーんという感じです。
一つ要素を加えるとしたら、穂高を雨男にして、何かを起こすか、雨男的な存在をストーリーに入れ込み、陽菜を助けるために犠牲になるとかでしょうか。
また、晴れ女に目覚める原因となった、何かの事件的な回想シーンもあれば、面白かったかもしれません。
ただ、天気という軸でここまで物語を2時間作れたのはすごいなとシンプルに思います。
次回作も見てみて、色々と学ばせてもらおうと思います。