表現の世界で生きること
こんにちは。
本日は曇りですが、もうすぐ雨が降りそうです。
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昨日、銀座にて、個展を見にいきました。
好きな写真家のお弟子さんの初の展示会ということで、とても楽しみにしていました。
作品は、Twitterなどで見ていましたが、個展となると、人生の集大成のようなもので、場のエネルギーも違います。
お弟子さんと言っても、モデルとしてもかなり有名な方で、モデル兼写真家としても、9年ほど歩まれているみたいです。
写真だけでなく、書道も師範代の実力だそうで、書も写真と共に飾っており、
とても素敵な空間でした。
人物を撮るのが中心で、
綺麗な女性と共に、花と着物が定番の作品で、
どれも、全て美しいです。
表情や角度ひとつとっても、伝わり方が変わり、とても面白いなぁと思いました。
今回で学んだことのメモを記しておきます。
写真には、光、色、表情、場所、装飾品、額縁など、
細かなでティールへのこだわりが、作品としてのクオリティを底上げし、
どれかひとつとっても重要で、細部に気を配る必要がある。
作品で重要なのが、ストーリー。
今回は、運よく、作品の解説も聞かせてもらいましたが、
ストーリー、背景が分かればわかるほど、作品の良さが浮き彫りになり、
心に響くポイントが変わる。
永遠なんてこの世にはないけれど、時と共に全ては移ろっていくけれども、
一瞬を切り取れるカメラは、一瞬の姿を永遠に残すことができる。
いつか枯れる花、年老いていく人、美しいタイミングは、時によって変わるが、
「今」を残したい、という時に、カメラでその一瞬を切り取れたら、永遠として残っていく。
それが、写真の「可能性」であり、「役割」でもある。
時の移ろいを感じると共に、それを止めるマジックが、カメラにはある。
素晴らしい個展でした。