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この雨はもう止まないの
君があたしの目を捕らえたから
一番高い塔から見た
前世についていつも考える
口をひらけば灰色の霧
冬に飛ぶ鳥は君でしょう
私は時折
君の膝に立ち寄る猫
眼差しは春
大切なものがわからないままじゃだめ?
世界が終わる日にも
きっと会いに来て
私たちは数えられない
混じり合うから
いつまでもこの蜘蛛の巣の上で
眠ってるわけにはいかない
正解のないところでは意識が濁る
癖になる
もうここにあるすべてに興味がない
波打つ遺伝子
寂しいと揺れてる
なぜ歳ゆくほどに
素直になれるのでしょうね
東京生れは
台詞が板についてる
ほんとのこと言いなよ
話せば長い経緯はさておき
扱いにくさはピカイチ
縛られたくないのは外側だけ
新しい、朝
意義や意味のあることは少しだってしたくない気分
人が嗤う哲学も
かつてあなたと私が
一つだったことの証
ねえ覚えてなくても判るわ
だけど、
どこで見つけるあなたも本物じゃなくて
もう五感をやられたあたしには
為す術がない
今夜は酷く寒くなるよ
風邪ひかないで
光をたどると行き着く岸辺に
音楽は届きますか
私は要らないけど
君には必要でしょう
君がどれほどシェアされて
誰かの色に染まろうとも
私は君の真ん中に眠る記憶
遠くへ行かないで。
意味がない
ほしくない
眠る、泣いてる
朝に呼ばれる
夜に縋る
見慣れた景色だ
限定品を買わずにいられない
リボン結んでも届かない
わたしは自由なわたしが好きなの
誰も邪魔できない
この世の言葉では足りない
同じ月は見てない
すべてが凍りつく
予期せぬ朝
補って余りある
不安を食べ合う
夜はいつでも何も言ってくれない
生きてることの言い訳に
霧の中に労働いて
待ち人も知らない
理由がないからって理由で
たくさんのものを捨てる
生えた根っこに首が締まる
左目と右目は違う海
水底の遺跡に飽きて空を見た
記憶は夜ばかり
記録は残ってない
考えるのを止めた日を
私は覚えてない
七時に目が覚める
時々奇跡の起こる世界
泣いて終わるなら泣けてた
私だけ、少しだけ、
意識が乱れてる
最高級にはなれないから
せめて上質な女の子でいたいの
貴方だけが見える
瞳から流出する未知の銀河