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【今日の本】
マイクレド

浜口隆則+村尾隆介 著 かんき出版 2009年

不連続な時代では、自分で行う努力、自分がやっている今日の仕事が必ずしも成果に結びついていくとは限らない。
努力の成果がゼロになる可能性がある時代を生きるために必要なもの「マイクレド」(自分ルール)


❶[3セレクト]

①ブレない人になるために


「成長し続ける人」の大きな特徴の1つは、「第一歩が早い」ということ。
「やりたい」と思ったこと、「こうしてみよう」と思ったことに対するアクションが早い。


そして、例外なく「自分のルール」という「自分の軸」を持っている。
自ら不自由になるようなことをしているにもかかわらず、不安や悩みが少なく、逆に、とても自由に生きているように見える。


「やりたい」ことは、たくさん出てくる。そして、多くは簡単にできない。でも、だからこそ、それを実現させる可能性を1%でもあげるために72時間以内に何がしかのアクションを起こす。人は、思ったことや感じたことのほとんどを忘れてします。


エビングハウスの忘却曲線によると、頭の中で繰り返し考えなかったことの約8割は24時間以内に忘れてしまう。「やりたかったけど、やらなかったこと」が増えてくると、私たちはなんとなく苦しくなっていく。だから、せめて小さな一歩を踏み出しておく。


②「自分のルール」を持っている人の特徴


「未来ファースト」これは、何か将来の方向性を決めるとき、未来を決めて、そこから逆算して考えるというルール。過去や現状を分析して、その延長上として未来を想像するのではなく、未来は「こうありたい」「こうしたい」という自分にとっての「あるべき姿」を描き出し、そこをゴールにして、「それに必要なステップは何か?」と考えていく方法。これは、成功指定る起業家の特有の考え方でもある。


「自分ルール」を持つ人は、自分の軸を持っているから、自分が大切にすべきことがはっきりわかっている。だから、行動に無駄がない。自分が力をいれるべき部分がハッキリしているから、エネルギーが分散しない。(虫めがねの法則:太陽光線も虫眼鏡で焦点を合わせると、すごい熱を持つ=行動や意識の方向性が定まり、焦点が定まってくると、パワーが生まれる)


「ルール」が自分を支えてくれる。

「自分ルール」に自分を磨いてもらえばいい。

人は弱い。だからこそ、自分で「自分のルール」をつくることが大切だ。「自分ルール」は、自分の弱さをせきとめるダムのようなもの。自分の軸が見つかると、悩みや不安が減る。


③「自分ルール」をつくる際に気を付けること


「自分の軸」となっていく「自分のルール」を作っていくときに、気を付けること。それは「他者を意識すること」。
自分のことだけを考えていたら、最終的には、うまくいかない。社会との関係性を考えなければ、どんな素晴らしいルールでも役に立たない。自分だけを見つめて作ったルールは、結局、機能しない。

「自分らしさ」を発揮しながら生きるということは、自分が心地よいだけではない。正しい社会との接点が得られれば、自分を生かしながら社会に貢献する生き方ができる。本当の意味で「自分らしさ」を気づかせてくれるのは、自分ではなく、他者であり、社会である。


❷[エピソード] 世界で最も不安の少ない国「デンマーク」の特徴


何が不安を少なくしているのか?それは、「シンプル」であるということ。生活はいたってシンプルでありながら、この国は豊かで、1人あたりのGDPは、世界で最も高い。世界で最も不安の少ない国で暮らす人々は、静かに、自然に、「自制」している。そんな生き方が、本当の豊さをもたらしているように感じる。「社会制度が悪い」と誰かのせいにすることは、自分が変わったり成長したりすることを、他の誰かに依存することと同じ。それよりも、自分が変わる方が早い。


+1:マイクレド(心のルール)


「マイクレド」公私で徹底的に守るべきルール。自分の「軸」。自分らしい「判断基準」。


クレドは「つくること」ではなく、「使いこなすこと」、しっかりと会社や個人の「軸にすること」に意味がある。


クレドカードのボロボロさ加減と、あなたのブランド力は比例する。クレドを持ち出して、1週間に1度は、「自分ミーティング」を開催する。「自分のことを深く考える時間」は、自分自身のクオリティコントロールができるチャンスになる。


❸[今日からのアクション]


新しいクレドを作成する!

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