ジェームスクリアー式「福利で伸びる1つの習慣」
【今日の読書】Day 121
ジェームスクリアー式 福利で伸びる1つの習慣
ジェームス・クリアー著 2019年
"Tiny Changes, Remarkable Results"(小さな変化が驚くべき成果をもたらす)
”すばらしい本を書くには、まず自分がその本通りにならなければならない”ーナバル・ラビカント
”成功を目指してはいけない。成功を目指せば目指すほど、失敗するだろう。成功とは、幸福と同じく追求できないものだからだ。それは結果として起こるべきものである。しかも、自分より偉大な目的のために個人的に献身した時の思いだけない副作用、または、自分以外の人に身を捧げた時の副作用としてのみ起こるものだ”ーフランクル
❶[3セレクト]
①最小習慣の驚くべき力
1%の小さな改善を積み重ねていくと、その結果は思いがけないほどはやく表れる。
月並みな選手ばかりだったチームが、たいして違わない小さな変化によって、世界の王者に変身した。ある決定的な瞬間を過大評価し、日々の小さな改善を過小評価するのはよくあること。
大きな成功には大きな行動が必要だと私たちは、思い込みやすいが、1%の改善が大事。1%は目立たないし、気づかれないが、長い目で見ると、はるかに大きな効果を発揮する。
習慣とは、自己改善が福利の利子を生んでいくようなもの。習慣は、諸刃の剣で、悪い習慣も、良い習慣を築きあげるのと同じくらい容易に、あなたを打ちのめす。
②私たちが習慣化できない理由
私たちが習慣化できないのは、能力がないわけではなく、「仕組み」がないから。目標ばかりを追ってはいけない。仕組みから取り掛かるべき。
単一の目標ではなく、全体的な仕組みに集中すること。
習慣は、生活の原子のようなもので、ひとつひとつがあなたの改善全体に貢献する基本単位。
はじめのうちは、その小さな繰り返しは取るに足らないように見えるけれど、やがて互いに組み合わさって、最初の苦労をはるかに上回るほど大きくなった勝利を引き起こす。
「最小習慣」は、小さくて行いやすいだけでなく、信じられないような力の源でもある日常的な練習やルーティンで、福利的に成長する仕組みの根幹になる。
習慣化できない理由について、本の中では「セルフイメージ」にも触れられている。
③習慣の4つのステップ
習慣の4つのステップ
「きっかけ」「欲求」「反応」「報酬」
という4つの行動変化の法則
・第一の法則:はっきりさせる
・第二の法則:魅力的にする
・第三の法則:易しくする(ゆっくり歩もう、でも後退してはいけない)
・第四の法則:満足できるものにする
第二の法則:魅力的にするーモチベーションを過大評価せず、環境を重視する
ボストンにあるマサチューセッツ総合病院の一次診療医、アン・ソンダイクは、とんでもないアイデアを抱いていた。何千人もの病院スタッフや来院者の食習慣を、意志やモチベーションを少しも変えずに改善できると信じていた。
しかも、相手には全く知らせないようにした。その方法は、「選択の構成を変える」方法。
室内の飲み物の配置を変えて、各冷蔵庫に水を入れて選べるようにした。さらに水のボトルをカゴに入れて、部屋中の料理コーナーのそばにおいた。
3ヶ月で、病院で炭酸飲料が売れた本数は、11.4%減った。その間、水のボトルは25.8%増えた。誰にも知らせなかったのに。
+1:
願望の前に、気づきがある。欲求は、きっかけに意味を与えた時に起こる。脳は今の状況を表現するために感情や感覚を作り出す。
つまり、あなたが機会に気づいた後で欲求は起こる。
幸福とは要するに願望がない状態。きっかけを見ても、自分の状態を変えたいと思わないなら、今の状態に満足しているということ。
幸福とは喜びの達成ではなく、願望がないこと。
幸福とは、自分の状況をもう変えたくないときに感じる状態のこと。
幸福とは、ひとつの願望が満たされた時から、新しい願望が生まれるまでの期間。
同じように、苦しみとは、状況を変えたいと望む時から、それを得るまでの期間。
私たちが追い求めているのは喜びという考えで、私たちは心の中で作り出した喜びのイメージを求めている。行動するときには、そのイメージを得たらどうなるのかわからない。満足感は後からやってくる。
❷[マイエピソード]
5年間コツコツ続けてきたことが今年、ようやく実を結んだ。
ただ、ここで辞めずにここからまだまだ積み上げる。
さらに、最近、新たに積み上げはじめたものがある。
それは、「顧客の喜び貯金」。
貯金が増えるたびに、嬉しくなってニヤニヤ。
3月からスタートしたnoteも、7月でアクセスが10000PVに達した。このほか、〝アイデアストック〟や〝日報〟記録も1日も休まず続けていて、力になっているのを感じている。
❸[今日からのアクション]
成功に自分を最適化するための環境を手に入れるため、今日、部屋を契約をしてきた。
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