LIMITLESS 超加速学習
【今日の読書旅】Day113
LIMITLESS 超加速学習
ジム・クウィック 著 東洋経済新報社 2021年
私たちは、誰もが無限のパワーを持っている。
無限のパワーを引き出して、学習を最大化させる方法とは?
また、学習を阻害している要因とは?
創造力・想像力・決断力・思考力・判断力・記憶力には限界はない。
「外側からの力で卵が割れたら、命は終わる。内側からの力で割れたら、命は始まる。偉大なことはつねに内側から始まる」
ージム・クウィック
「学校にきみの教育の邪魔をさせるな」
ーマーク・トウェイン
小さな頃、事故に遭い、注意力が極端に落ちた。集中することや覚えることが困難になり、学校では先生から「脳が壊れた子」と言われた著者が、”リミットレス”になるまでの物語と科学的根拠に基づく加速学習の教科書的本。
子供の頃、「自分は欠陥品だからろくな人生を歩めない」と思い込んできた著者が無限のパワーを引き出すためにやってきたこととは?
❶[3セレクト]
①誰でも「頭脳のスーパーヒーローになれる」
制約や限界は「思い込み」に過ぎない。
自分は「読むのが遅くて必要な情報を全て追いきれない」とか「頭の回転が鈍くて仕事が成功できない」とか。
「ものごとをやり遂げる意欲がない」とか、「エネルギーが足りないので目標を達成できない」とか。制約は克服できる。
自分に限界があるという思い込みは、あなたの最大の夢を阻んでいるかもしれない。
過去に、どんな人生を送っていても、自分を解放してリミットからリミットレスへ向かうことは絶対に可能。
②脳の使い方で人生は変えられる
友人のお父さんが、ある日夕飯の前に敷地を案内してくれたときのこと。
「学校はどうですか?」と尋ねられた際、著者の感情のダムが壊れた。
学校で「脳の壊れた子」と言われ、著者の心はボロボロだったのだけれど、お父さんは、著者の話に耳を傾けてくれた。お父さんはジムにあるいくつかの質問をする。
「ジム、きみはなぜ勉強しているんだ?」「きみは何になりたい?」「何をしたい?」「何を手に入れたい?」「何を分かち合いたい?」
このとき、ジムは答えることができなかった。誰にも訊かれたことのない問いだったからだ。
お父さんは、手帳から紙を2枚破り、そこに答えを書くようにいった。自分が書いたことを”人生で10回生きたって叶わない”と言ったジムに、お父さんは指を立てた左右の手を30センチ幅に開き、「この幅で書いてあることを全部手にできる」という。
この30センチが意味するものは、脳の幅だった。
脳の使い方で人生は変えられるということ。
③学習効率を最大化する(リミットレス)7つの習慣
脳をアップグレードしてどんなことも速く学ぶためには、3つの必要なことがある。
「心構え(マインドセット)+「動機付け(モチベーション)」「方法(メソッド)」
もしあなたが、本来のポテンシャルを活かせていないなら、今の現実と望んでいる現実に開きがあるなら、原因はここにある。
この3つの領域のどこかに手放すか置き換えるべきリミットがある。
・マインドセット(WHAT)のリミット:自分自身に、また自分の能力や価値や可能性に高い期待を抱けない
・モチベーション(WHY)のリミット:伊予っくか目的かエネルギーが足りないので行動が起こせない
・メソッドのリミット(HOW):望む成果を得るための効果的な手段を教わっていない、または実践していない
【7つの習慣】
習慣1:想起学習を活用する
習慣2:時間をあけて復習する
習慣3:心の状態と姿勢に気を配る
習慣4:嗅覚を活用する
習慣5:脳にいい音楽を聴く
習慣6:脳全体で話を聞く
習慣7:脳に最適なノートの取り方をする
ノート力をさらに高めるコツ(Think(考える)、Identify(見極める)、Prioritize(優先する))
著者は、週に1冊本を読むという約束をずっと守り続けている。それだけではなく、「学習障害」のレッテルを貼られた子供から、脳老化の問題を抱えるお年寄りまで、様々な人のために力を尽くしている。
現在、「クウィック・ラーニング」というオンラインアカデミーを立ち上げ、世界195か国のあらゆる世代の人々の、頭脳のスーパーパワーを解き放つことに貢献している。
❷[マイエピソード]
何か新しい挑戦をするときはいつも、自分のリミットがひょこっと顔を出します。
このリミットを超えることができれば、自分の能力を無限に引き出せると思うと、期待に胸が躍りました。
本の中にはリミットを外し、能力を発揮するいくつかの「方法」が紹介されています。ロジャー・ハミルトンの才能タイプの話も出てきます。
あらためて“「ダイナモ」タイプ”を活かすには?と考える時間を持つことができました。
VIAテストで「向学心」が強みのトップの私には、この本を読み終えるまで、交感神経が優位になり続けました。
❸[今日からのアクション]
記憶力を上げる方法として紹介されている「MOM」
モチベーション(動機付け)
オブザベーション(注意)
メソッド(方法)
を学習の際に使っていく。
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