Day242:『FULL POWER』ー科学が証明した自分を変える最強戦略
【本について】
タイトル:FULL POWER
著者:ベンジャミン・ハーディ 出版社:サンマーク出版
Q. 求める変化を最も効率的かつ永続的に起こすにはどうすればいいか?
A. 目標達成できる環境を作る(環境の力を使って目標達成する)
⇄”意志力”を使って取り組み続けると、病気やストレスを抱え、孤独になる
【著者の主張】
■「私たちは、誰でも変われる」
今、何に取り組んでいても、過去に何があったとしても。
達成できないのは、“私たちのせいではない”
原因は、「環境」
人間は「環境」の産物、「環境」が私たちを作る
”意志力”は、役に立たない。
■”意志力”は、自分が人生で何をしたいのかがまだよくわからない人のためのもの
【WHY】なぜ目標達成が難しいのか?
■「テクノロジー」「食べ物」「カフェイン」「仕事」など、様々な刺激物からの中毒から抜け出せなくなっている(刺激物フル!)
■世の中は、ドーパミントリガーに溢れていて、現代人のドーパミンレベルは崩壊寸前。そのため、頑張ってもなかなか目標達成できない。自己啓発を学んでも、太刀打ちできない。
■個人主義の社会で、私たちは「環境は、自分から切り離されて存在する、自分とは別のものだ」と考えている。書店には、自分自身がスーパーヒーローになるために必要な特性を書き立てる本に溢れているけれど、実際は、切り離された存在ではなく、「相互依存の関係」に身を置いているので、内側だけ育てても、目標達成は難しい。
【WHAT】環境をデザインする
■「環境をデザインする」ことは、科学が証明した自分を変える最強戦略
●成功せざるをえないような状況を作り出す
環境に変化を加えることで、自分の姿を積極的に形作っていくことができる。なぜなら、私たちは自分の環境に対して何も考えず反射的に行動しているから。
●環境とは
・この本では、「内的」なものではなく「外的」なものを指している。
私たちの世界観、信念、価値観は、私たちの中から沸いてきたものではなく、「外からやってきた」もの。
・人の内と外の世界は必ずしも明確な境界線でわかれていない(例:「強制収容所」でさえ慣れてしまう)
「外側の環境が、内側の環境を作る」
【HOW】環境の作り方
■目標を確実に達成できる環境を自分で作る
私たちの中にある「育てられる部分」は、私たちの「持って生まれた本質」よりもずっと優れている。
目標に向かって「強化された環境」の力を借りて行動すると、望ましい行動が自動的かつ無意識に取れるようになる(カチッサー効果)
一旦、この状態が作れれば、ワーキングメモリに空きができるので、何か他のものに挑戦するべく新たな計画を立てることもできるようになる。
■環境を選択する(ネガティブな環境では、私たちの手元には”意志力”しかない)
・スマホなしで公園へ行く
・リカバリーに徹する「一時離脱」(いつもの「習慣や環境」から一旦離れる)
・ジャーナルを書く
・「神聖な場所」をつくる
・朝をルーティンで固める
・持ち物を「有限」にする
・「アプリ」をたくさん削除する
・「選ぶすべがない」状態にする
・凡人から離れて、「凡人」がうつらないようにする
・1週間に1日はリカバリー日
・失敗に向けた計画を立てる
・目標はプロセスとセットで書く
・リスクをとる
・お金を先行投資する
・腕の良い人に引き上げてもらう
・自分よりずっと上のレベルにいる人と競う
・有料のメンターをつける
・スケジュールを立てて、スケジュールに自分を引っ張ってもらう
・曜日ごとオフィスを変える
【響いたメッセージ】
■歴史とは、「偉大な人物」によって作られたものではんく、「困難な状況」によって作られる。
■良い木材は、楽に成長などしない。風が強いほど、木も強くなる
■環境を自分でコントロールしない限り、めちゃくちゃな人生が初期の設定になる
■乗ってきた船を燃やす覚悟で
■行動を変えることで、私たちのアイデンティティは変えられる
■成長は、ストレスを受けた後、休んでいる間に起きる
■「どこにいるか」で人の能力は決まる
【学び】
私たちは、容易く環境の影響を受けてしまう。だからこそ、環境を見直し、達成に合わせた「環境」を選択していく必要がある。
環境を味方につければ、もっと楽に成し遂げられる。
【アクション】
【HOW】に記したことを全てやる!
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