萩•長門の旅
前回の萩の旅から梅雨も明けて、少し暑さが厳しくなってきた頃、
姉が「またどこか行きたいな。」と検索し始めた。それを聞いて直ぐに甥っ子と姪っ子に連絡して作戦会議。
姉の体調を考慮して県内にある
「長門湯本温泉」に決まり。
最近では「星野リゾート」もオープンし「長門湯本温泉と長門湯本みらいプロジェクト」で、2020年には「GOOD DESIGN AWARD」も受賞している。
その中で、今回のお宿は老舗の
「大谷山荘」。ここは中々いけない旅館だけど家族のお気に入りだ。
高松宮殿下や、マンスフィールド米駐日大使、天皇皇后両陛下がご来館されており、最近では日露首脑会談の会場となっている。
途中、美東SAでランチをとりながら旅はスタート。日本のサービスエリアの充実ぶりは素晴らしい。お土産を見て歩くだけでワクワクしてくる。
美東のごぼうを練り込んだうどんも食物繊維もたっぷりでそそられる。いつでも食べられる「たこ焼き」をチョイスしてしまったのを、ほんの少し後悔しながら長門へと向かう。
この日は最高気温が何度だったか忘れたけど、かなり暑かった。姉の体調が心配だったけど、
「歩いた後の温泉が気持ちいいんじゃから。」と行く気満々。
飛び石の上を歩いていると、川の流れる音が少し暑さを和らげてくれる。
大谷山荘に入る前の川を渡る前から、着物を着た中居さん達が並んでいるのが見える。
どうやら、また1番乗りみたい。
館内に持って入るもの入らないもの、一斉に車の中の持ち物の整理、笑。皆さんが待っておられるのに、もちゃもちゃしていられないのだ。Valetパーキングだと分かっていたら、さっきの駐車場でやったのに。
入って目の前に広がる2階まで吹き抜けのロビーラウンジが素晴らしい。
お抹茶で一息ついたら部屋へと移動。
引戸を開けると、
この景色…
大きな額が飾ってあるかのような静止した空間。
みんなで息をのんでうっとり。
このご時世で、お客様も少なく旅館の配慮でお部屋をアップグレードしていただいたらしい。
ありがとうございました。
それから、県民割りの手続きに再度ロビーにおりて
いざ温泉へ。
写真は撮れなかったけれど、お風呂上がりの冷たい豆茶があったり至れり尽くせりで、ジャグジーになっている露天風呂にも癒された。お風呂上がりのマッサージチェアでうとうとしたら体もスッキリ!
お待ちかねの夕食は2階のレストラン。個室になっていて静か過ぎるくらい。
食事の後は、夜の散歩へ。目の前にある「おとなし川」沿いの温泉街をそぞろ歩き。
ライトアップもされていて、お風呂上がりに夜風が気持ち良かった。
部屋で留守番組の姉にも見せてあげたかったな。
***
2日目
まず朝風呂へ行き、さっぱりとしてから、お待ちかねの朝食バイキング。
大谷山荘にはベーカリーがあり、焼きたてパンが並びます。特にフレンチトーストが絶品。ひとくち食べて無言でみんなと顔を見合わせて
「うん!」
美味しい顔!
ぷりぷりのかまぼこも長門の名産で、これは姪っ子の大好物。
「どれが美味しかった?それまた取ってこよう。」
みんなが幸せになれる時間っていいな。
fbで湯本温泉に来ている投稿をしたら、友達が教えてくれた
「吉冨幸進堂」で、ワッフルをお土産に買って帰った。生クリームと餡子が中に入っていて、黒糖が練り込まれた生地には、きな粉がかかっている。ふわふわで優しい美味しさの「黒糖ロール」。次回来ることがあればリピしたいお店。
ワッフルも買ったし、翌日も休みの甥っ子の運転で、大谷山荘から20分の位置にあるパワースポットの弁天池へ立ち寄った。
コバルトブルーの澄み切った水は、眺めていると心まで洗われる様で神聖な気持ちになる。
***
家に帰ってから、濃い緑茶を淹れて、みんなでお茶の時間。
翌日に母へお土産を持っていったら、孫が勢揃いで喜んでいた。
来年は一緒に行けます様に…
長門の旅は③話へと
つづく。
前回の「萩•長門の旅①〜Japan 2022夏」はnote公式マガジン「国内旅行 記事まとめ」と「旅のフォトアルバム」でピックしていただきました。ありがとうございます!