筋トレ歴34年の変遷
気がつけば筋トレ歴(スポーツジムでのフリーウェイトやトレーニングマシンを使用しての筋トレ)は30年以上になります。
特に○○○コンテストのようなものを目指していたわけでもなく、健康の為にずっと続けて来ました。
20歳代から今は50歳代の後半、筋トレを長年続けていると「思う所」がいろいろ出てきます。
簡単に言うなら
●無理が効く20代
●無理が効かなくなる30代
●故障との戦いが始まる40代
●健康第一、健康長寿へ向けての50代
という感じでしょうか?
●無理が効く20代
スポーツジムでのフリーウェイトを始めた20代、私は元々ガタイが良い方だったので扱える重量が面白いように急激に伸びていきました。
そして、重い重量でフリーウェイトを行うようになれば、遅かれ早かれ怪我を経験します。
怪我というのは骨折とか大げさなものではなく、手首とか肩関節、膝関節のような関節を痛める怪我です。
20代の元気な体だと、そういう怪我もあっという間に治ります。
完治しなくてまだ痛みが残った状態でトレーニングをしても、いつの間にか治ってしまうのが20代でした。
下の写真は、1986年スポーツクラブのジムでトレーナーのバイトをしていた時、スポーツクラブの会員向けの感謝祭イベントでスタッフでバンドを組んで演奏した時のものです。ジムでの筋トレ歴1年目、23歳の時です。体重は70kgくらいだったかな?
●無理が効かなくなる30代
しかし、30代になると、20代の時のようには行きません。
一度、怪我をする(関節を痛める)と、しばらくトレーニングはできなります。
30代で引退するプロスポーツ選手が多い理由は、「こういう事なのか!」と、身を持って理解できるようになりました。
運動のパフォーマンスが落ちるわけでは決してありません。むしろ正しくトレーニングをすればまだまだ30代は伸び盛りです。しかし、怪我をすると20代の時のように回復しなくなるのが30代です。
●故障との戦いが始まる40代
40代になると時々「古傷が痛む」ようになります。
私の場合、20代の時の無理が40代になって痛みとなって現れてきたという感じです。40代初めに苦しんだのが「坐骨神経痛」です。
20代の時、デッドリフトで調子に乗って重さに挑んでしまったのが原因だと思っています。
幸い「坐骨神経痛」も1年足らずで克服できたので、それ以降の筋トレは、
腰痛、坐骨神経痛を再発させない為の筋力アップが最大の目的です。
腰だけではなく、関節を痛めてしまうと、簡単には治らないのが40代。
とにかく関節を痛め無い、怪我をしない為の筋トレ。
これが最重要だと意識し始めるのが40代
下の写真は2005年42歳の時です。お腹に一番脂肪が乗っていた頃ですね。体重は85kgくらいで体脂肪率も20%近かった頃です。手前の水中撮影機材(向かって左)の重量が50kgあったので仕事上鍛えておく必要がありました。坐骨神経痛に苦しんでいた頃ですね。
●健康第一、健康長寿へ向けての50代
↓の写真は2020年1月 56歳 173cm体重80kg 体脂肪率16%
50代になると、身近な同世代の人でも癌などで亡くなってしまう人が何人か出てきます。亡くならなくても心臓疾患などの大病で入院する人、老いていく自分の両親、その周囲の人々。
老いるという事は、健康である事が当たり前であった事が、当たり前ではなくなって行くという事に気づくのです。
そして今の自分が「健康である事」「元気である事」の有り難みをつくづく実感する年代です。
今の自分が「健康である事」「元気である事」は筋トレを長年習慣として
継続して来た成果だと確信しています。
私が筋トレを30年以上継続できたモチベーションのひとつとして、私が25歳頃、ジムにスタミナもパワーも私なんかより遥かに元気な50歳代半ばのオジサンがいました。当時私は「筋トレを続けていればオジサンになってもこんなにパワフルで元気でいられるのか!」と感銘を受けました。私の目標になりました。それから今度は私が50歳代半ばのオジサンになりました。そして今のジムには80歳を超えても元気なおじいちゃんやおばあさんが居ます。今の私のあこがれの目標はジムで元気に筋トレに励むおじいちゃんやおばあさんです。
筋トレ(健康全般)に関する理論は、30年前にはある程度確立されていましたが、細かく見れば、修正されてきている点も多々あります。曖昧だった経験則が理論ではっきり裏付けされるようなった事もあります。
逆に、昔から常識としれている事でも、自分の経験に照らし合わせると「何か違う?」と思うような事もあります。
30年前と比べて一番の変化は、情報量の多さです。
昔は、限られた雑誌や本の情報と先輩からのアドバイスしか情報源がありませんでした。
今ではネットで検索すれば、無限に情報が出てきます。もちろん疑わしい内容のものもあるかもしれませんが、専門的な文献も数多く閲覧可能です。
ここでは、自分の為の備忘録も兼ねて、自分の経験と生化学的な理論とを結びつけて、一歩掘り下げた内容を記載できればと思っています。
とはいえ、私は運動や医療の専門家ではありません。コンテストに出場するようなレベルでもない、ただトレーニング歴が長いだけの一般民ですので、情報の信憑性に関しては大目にみて下さい。
とりあえず、以下のよう事に関して順次、まとめてみたいと思っています。
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シニア(中高年)層の筋トレで注意すべき点。 筋トレは諸刃の剣
シニア(中高年)層で、筋量(筋肥大)、筋力アップはどのくらい可能か?
筋トレで結果を出す(筋肥大させる)為に重要な事とは?
筋トレで生活習慣病はどれだけ防げるか?
タンパク質摂取量をノーベル賞「オートファジー」理論で考察する
サプリメントは何を摂ればいい?
筋トレはダイエットに有効か?
お腹周りの脂肪を落とす裏技。
筋トレと脂肪燃焼と必須脂肪酸
筋トレと糖尿病予防
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等々