漢方養生指導士への道〜ベーシック編②〜
第2回目の記録になります!
第1回目は下記になります。
本日は、下記3つのことについてです。
1.養生
2.薬膳
3.気血水
1.養生
生きる力を整えるために、身体の土台をしっかり整えたうえで、
習慣化すること
養生するにあたって、大事なことは「習慣化」
自分自身に合った養生を続けいていくことが大事になります!
「養生訓」の著者貝原益軒さんも 【養生とは継続】 と伝えています。
貝原益軒さんは、江戸時代平均寿命が50歳のときに83歳まで生きられた方です。
私も読みましたが、現代でも通ずることが多く書かれており、不養生が多い自分には耳が痛い内容ばかりでした…
興味がある方はぜひ拝読してみてください!
さて、養生の中でも心掛けようと思うものがありました。
それは、「抑目静耳(よくもくせいじ)」です。
端的に言うと、様々な情報から一旦シャットダウンして心を休めようということ。
現代は情報社会で様々なことを目から耳から取り入れますよね。
ですが、不要なもの・嫌な気持ちになる情報も多々あり、心がざわざわすることも多いのではないでしょうか。
そのために、少しの時間で良いから情報をシャットダウンし空白の時間を作ると身体がホッとします。
また、近年デジタルデトックスが謳われているので、アプリや物を使用するのも良いですよね。
その他にも、よく言われているラジオ体操・階段を使う・電車でははなるべく立つ・ウオーキングなどで身体を動かし、睡眠をしっかり取ることが養生につながります。
2.薬膳
理論に基づき、体質・症状・体調・季節に考慮して個人にあった食材で調理し食べること
薬膳というと、どう取り入れたら良いの?と難しく感じことも多いと思います。
しかし、実際には普段食べているもので十分なのです!
例えば、夏は暑く身体に熱が籠もる人は、トマト・きゅうり・ナス・スイカなど熱を冷ますものを食べるのが良いです。
ですが、1日中冷房がかかった室内にいる人は、身体が冷えていると思うので、生姜・シナモン・温かいスープなどを食べる方が良いこともあります。
このように、身近な食材で補えるものがほとんどなので、難しく考える必要はありません。
また、お茶も暑いとき向き・寒いとき向きがあります!
それは発酵度によって変わってきます。
発酵度高い→温かい (ほうじ茶・紅茶・プーアル茶)
発酵度低い→冷たい (緑茶・青烏龍茶)
どちらでもないもの (黒豆茶・小豆茶・麦茶)
なので、ご自身の体調に合わせてお茶を飲むのも養生のひとつになります。
3.気血水
漢方では、人体は気血水で構成されていると考えられています。
〈気〉
生命エネルギーに必要なもの
5つの働きがあります
・ものを動かす→血液循環・新陳代謝など
不足すると疲れや内臓が弱る
・体を温める→体温を正常に一定に保つ
不足すると冷え性などがある
・バリア機能→体表面を守り、ウイルスなどの侵入を防ぐ
不足すると風邪を引きやすい
・変化させる→飲食したものを栄養分に作り変える
不足するとむくみ・汗がかきにくい・尿がでにくい
・もちあげる→体液や尿の漏れ・内臓が下垂するのを防ぐ
不足すると汗が止まらない・頻尿・胃下垂などになり
やすい
〈血〉
・全身に栄養を供給し潤す
不足すると目が眩む・毛髪がぱさつく・手足のしびれ
目は乾き・充血・ドライアイなど酷使している方が多いと思います。
・精神活動の源
不足すると精神の衰え・集中力・記憶力・判断力の衰え
睡眠不足などがあります。
〈水〉
臓腑・筋肉・毛髪・皮膚・粘膜を潤す
不足すると皮膚は乾燥して粉をふく・鼻や口が乾き空咳がでるなどがあります。
このように、気血水のめぐりが悪いと様々な不調に見舞われることが分かります。
そのための対処方法はまたの講座を受講したときに書きます!
ここまで、お読みいただきありがとうございました!