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里むつき
2023年3月21日 16:02
謹慎を解かれた久坂が、京都から萩にいるお文さんに送った手紙です。 自由の身になってほっとしたのか、今回の手紙は(も?)ほとんど和歌について話しています。 和歌は、久坂の特技の1つ。 松下村塾に入る前から和歌が得意で、女性から好かれる要因の1つだったようです。(平安時代みたい) さらに塾生によると久坂は美声の持ち主だったらしいので、和歌を詠む姿は映えたでしょう。 そんな久坂から
2023年3月2日 21:44
今回の手紙、久坂はどこからお文さんに送っているのかというと、なんと京都の謹慎先です。 謹慎の原因となったのは『航海遠略策』です。『航海遠略策』に騒ぐ塾生たち いわゆる大攘夷ですね。 そしてそれは幕府に恭順を示すということでもあります。 この考え方は長井雅楽という藩内でも秀才として知られた家臣が作ったもので、藩主・毛利敬親や長井と対立していた周布政之助も感心して藩論とすることを認めた
2023年2月17日 20:29
最初に 久坂から妻・お文さん(吉田松陰の妹)に宛てた手紙は、まとめて涙袖帖と呼ばれています。 お文さんは久坂からもらった手紙を全て大事に保管しており、久坂が禁門の変で亡くなり、小田村伊之助と再婚したときも手紙を持参していました。 再婚相手・伊之助は久坂の同志とも言える仲間で、久坂の手紙にひどく感激して、手紙で3巻の巻物を作ったそうです。 このとき、伊之助が手紙を整理しながら涙で袖を濡