老後の保証?
昨日は久々に図書館でお勉強。
F P3級受験勉強以来です。図書館で勉強をしている人の年齢も以前より少し変わってきたかなという印象。徐々に志望していた学校に受かって次の世代に変わってきているのかな?
3時間ほど勉強していると疑問が山盛り。😭
年金額の変遷
疑問1.年金は減っていると噂には聞いていたが、実際はどうなの?
テキストには金額の変遷なんて出てきていませんが、純粋に将来自分が貰う時にどうなるんだろう?との疑問からでした。
自分が貰える金額については年金定期便(ネットでも登録すると見れます)を確認すればいいのですが、1966年4月1日生まれ以前の人のみ加給加算(年金の家族手当のようなもの)が払われなくなると配偶者の年金に加算される振替加算が支払われる。
え?年齢が高い人の方が年金が多いって聞いている(ニュースや単なる噂)のに、なんで?若い人の方が年金少ないのだからそっちに加算をするべきじゃない?
で、調べてみました。
国民年金 2000年 月額67,017円
2023年 月額66,250円
そんなに大きな変化はない。
厚生年金は収入や加入期間によりによって大きく違ってくるし、満額という概念がないので一般的な判断が難しいのですが、平均額がありました。
厚生年金 2000年 176,953円
2021年 143,965円
3万3千円も減っています。更に物価も高騰。
やっぱり減ってますね。
で話は戻って、振替加算です。
これは国民年金への任意加入期間(昔は任意加入だったんですね)など、自身の公的年金加入期間が短い人や全くない人が、そのままでは低額の老齢基礎年金しか受けられない事への配慮だから、年齢の高い人のみが受けられるんだそうです。
支給時期
疑問2.
年金は繰り下げ、繰り上げ支給を受ける事ができるが、実際65歳以外で受け取るようにしたら、どのように貰える額が変化するの?どうするのが実際お得なの?
現在支給開始は65歳からですが、繰り下げ支給をすると60歳から受け取る事ができます。その場合には支給額が早めた月×0.4%されてしまう。
例えば1年早めて64歳からだと0.4×12(か月)で4.8%減少してもらえるようになる。
逆に1歳遅らせて66歳から貰う場合は
0.7×12(か月)で8.4%増加させてもらう事ができます。
これらは、一度支給を受けると一生その金額で変更はできません。
単純に見ると遅らせる方が貰える額が増えそうに見える。
しかし、実際には年金も収入なので収入が増えると税金も増える。
更に受け取り開始が遅れるので、一回の支給あたりの金額は増えるけど生きている間の受給金額は寿命による。
しかも困った事に自分の寿命なんて分からない。
で、平均寿命を元に考えてみる。
2022年の厚生労働省が発表している平均寿命では
男性 81.05歳 女性 87.09歳
だそうです。
この年齢まで自分が生きると仮定して
昭和37年4月2日以降生まれの人の場合
60歳から年金受給をした場合、79歳までに亡くなれば65歳から受給を受けるより総額としては多くもらえる。以降1年受給を遅らせる毎に1歳長生きしても65歳受給よりは多くもらえる。しかし、60歳からの支給では80歳以上生きていた場合は65歳受給より受け取り総額が減ってしまいます。
繰り下げの場合、66歳から受給を受けた場合には77歳生きていければ受け取り総額が増え、支給を1年遅らせる毎にあと1年長生きする事で総支給額が65歳支給より多くなります。
では平均年齢で1番多くもらえるのは
男性の81歳では68歳から支給を受けた場合。
女性の87歳では71歳から支給を受けた場合。
になります。
長生きする自信がある人は、遅らせて受給をし、自分は不健康な生活をしているから早めに貰うなど、その人その人に合わせて支給時期を検討すると同時に、公的年金だけに頼らない老後資金の形成が必要なんですね。
まだまだ疑問はあったんですが、長くなり過ぎそうなので今日はここまでにしておきます。
また、まだまだ勉強中でココ間違っているよ〜って所があればご指摘いただけるとより勉強になりますので、ご指摘ください。🙇
人間必ず歳をとります。将来について早めに知っておけば対策が立てられるかと思います。
皆さんの老後生活の参考になれば幸いです。