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今後が楽しみな町「京都府南丹市園部町」に行ってみた その3

こんにちは、さちこです。普段は、外国の方に第二言語としての日本語を教えています。どうぞよろしくお願いします。

その1にて、京都府南丹市園部町には、まちの人々を巻き込んでプロジェクトを行うカフェという場を作った一級建築士で、その志により南丹市の市議会議員にまでなった樋口浩之さんという方がいて、どうせならそんな方がいらっしゃる町で暮らしてみたいと、見学に向かったことを話した。

今回はその時にご紹介いただいた園部町のおススメの場所の一つである。

生身(いきみ)天満宮

市役所や園部城跡など、町の中心から徒歩圏内にある。
天満宮なので、当然のことながら菅原道真公を祀っている。
日本全国に数ある天満宮の中で園部町の天満宮が他の天満宮と異なるのは、
日本で唯一、菅原道真公が生きている時から祀っていたことだそうだ。
つまり、日本最古の天満宮なのだ。

「なぜ園部に?」と訊ねると、園部町は菅原氏代々の知行所で、邸殿があり、
道真公もよく園部町に来られていたご縁によるという。
道真公が太宰府に左遷された際に、祠を建ててご無事の御帰洛を祈ったが、
太宰府で亡くなったため、後に神社に改められたという。
道真公が生きている時から祭祀していたため、
生身(いきみ)天満宮と称されるようになったそうだ。

御袖(みそで)天満宮

生まれ育ちは、広島県の尾道市である。
尾道は、坂の町と呼ばれるように旧市街地は決して広くないのだが、
その割にお寺や神社が密集していて、昔から(昔の方が?)発展していたという。
小学生の時、社会科で尾道の神社仏閣の謂れを調べる宿題が出て、
太宰府に流される菅原道真が立ち寄ったことを知った。
まだ市町村合併前で、10万人足らずの町に、教科書に載るような有名人が立ち寄ったことを知り、とても印象深かった。
親切にしてもらったお礼にと、道真公は着物の袖を渡されたそうで、
その袖を祀る天満宮が尾道にはある。
名を御袖天満宮という。
古くは大林宜彦監督の映画「転校生」の階段落ちのシーンに登場し、
最近ではアニメ「かみちゅ!」などにも登場しているという。

生まれ育った所と移住を検討している所が、どちらも道真公ゆかりなことに驚く。
ついでに言うと、父は太宰府のある福岡の出である。

もしかして園部にご縁があるのかなあと思う単純者である。

(お読みくださり、ありがとうございました。)


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